前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
なんだか色々と衝撃的過ぎて思考が追いついていないが、イオン様に あまり長居すると父が心配するよ? と促され僕は
「お待たせ、お父さん」
「おー、15分ぐらい 身動きもしないから少し心配したぞ?」
「あー・・・ちょっとイオン様との話が盛り上がっちゃって、はは」
「そうか? それなら良いが・・・」
僕は立ち上がり 後ろに並ぶ長椅子の最前列に座る父へ向き直り話しかけると、少し心配した様子で言われてしまったので 咄嗟に少し誤魔化す
父に隠世であった出来事を説明するのは少し骨が折れそうだからね?
「なぁカナリア、途中から頭の上に七色に光る天使の輪みたいのが浮いてるんだが、それなんだ?」
「え? あ・・・」
父が僕の頭上に浮かぶヘイローを指差しながら聴いてきたので、ヘイローを掴み目視すると、イオン様から貰ったモノである事を確認する
「コレはイオン様から貰ったんだ、なんか僕の配信を視聴してるらしくて」
「ほぉ〜 神様も配信とか見るんだな?」
「はは、僕もびっくりだよ」
ヘイローから手を離すと自動で僕の頭上へ戻って行くのを 凄いなー と思いつつ父へ説明する、意図的に機能説明をしていないが、イオン様から貰ったのは間違いなく事実でからね
そんなこんな会話をしていると、僕の腹の虫が主張してきたので
「はは、もう昼時だしな? 昼飯に行こう」
「そうだね」
父は笑いながら僕の頭を撫でて言ってきたので了承し目立つのでローレライを解除して若宮支部を後にする
それから20分程 父の運転する車に輸送され、若宮ギルドに併設されているフードコートへやってくる
「今の時間だと混み合ってるだろうし、ここなら ある程度の収容人数が多いからな」
「それは確かに」
「俺は席を取っておくから、お前は自分の昼飯買って来い、ホレ 金だ」
「いや 良いよ。自分の お金で買ってくるから、席の確保だけお願い」
「そうか? 分かった」
僕に昼食代を握らせようとしてきた父に席の確保だけ お願いして、僕はフードコートにある各種 食べ物を一瞥して昼食を何にするか考える
「よし、今日はハンバーガーだな」
数秒考え、直感が囁いたので 道化師がランランルーする全国チェーンファストフード店へ行き、ビッグな奴を3つとLサイズなポテトとコーラを注文して、トレイを持って人混みの中でも目立つ父を探し、確保したであろう席へ歩み寄ると、黒髪紫目をした30代ぐらいの医師がキング盛り牛丼を食べながら 父と雑談をしていた
「思ったより早かったなカナリア」
「え? あ、うん そんなに並んでなかったから」
「そうか、なら 俺も買ってくるから、この席の確保を頼む。先に食べてて良いぞ?」
「え、ちょっと お父さん?!」
「気をつけてなー」
一気に話して、ケイネ先生と相席になってる事に触れずに、さっさと移動して行ってしまった父の背中を呆然と見ていると
「
「そう、ですか? ありがとうございます」
そんな僕を見て気を利かせてくれたケイネ先生に言われ、僕は素直に お礼を言って彼の前に座り、コーラを飲んで喉を潤してからビッグなハンバーガーを開封して齧り付く、うん やはりいつ食べても美味しい
「イオンの所に行ってたみたいだな? 」
「え? はい、そうですけど・・・なんで分かったんですか?」
「俺は一般人より鼻が効くからな、なんつーか・・・残り香?みたいのが分かるんだ」
「はぁ・・・そうなんですね?」
ケイネ先生はキング盛り牛丼を食べながら僕に尋ねてきたので、肯定して質問返しすると、ヘラヘラと笑いながら答えてくれる
なんか凄い能力だなぁ