前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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363. 休養期間 医龍再会 2

 

 

 

なんというか調子が軽いと感じるケイネ先生を見ていて、ヘンリが言っていた『信用はしているが、信頼はしていない』と言う意味が何となく分かった気がする

 

そんな事を考えていると、ふと 健康診断の時に気になっていた事を思い出す

 

 

「あの・・・ケイネ先生、質問しても良いですか?」

 

「ん? おー構わないぞ? 俺が答えられる事ならな」

 

 

何処となくキュクノス(いとこ)と同じ様な軽さを感じる物言いだなぁ と思ったが、悪い人では無いのは分かる

 

「ヘンリさんが、ケイネ先生が人間では無い みたいな事を仄めかしていたんですが・・・」

 

「あぁうん、俺は 所謂 人族じゃないぞ?」

 

「人族じゃ無い? えーっと人族の分類は 確か・・・」

 

 

僕の質問にケイネ先生は微塵も隠す気が無い様で頷き言われたので、人族の分類を思い出す

 

「えーっと確か人族と分類されているのは、純人間種・エルフ・ドワーフ・獣人・魔族 等の一定の知性を有し ある程度の類似する形態をしている・・・でしたっけ?」

 

「おぉ〜ちゃんと勉強してて偉いな 五月七日(つゆり)

 

「いえ、義務教育で習ったので・・・」

 

 

僕が人族の定義を述べると、ケイネ先生は パチパチと小さく拍手をして僕を褒めてくる、この人も 評価のハードルが低い様だ

 

それはそれとして、問題は僕が人族の定義を覚えているか否かではなく、ケイネ先生が定義から外れている事な訳で

 

 

「それを踏まえて、俺が人族では無い理由は単純だ、俺は人化スキルを使って人間形態を取っている龍種だからだ」

 

「人化スキル? 龍種? え? ケイネ先生は 所謂 ドラゴンって奴なんですか?」

 

「ははは、お前 良い反応するか? そう、俺は所謂 ドラゴンって奴だ」

 

 

ケイネ先生は大量にあったキング盛り牛丼を完食し、ペットボトルの緑茶を飲んで半笑いで言う

 

多分、ケイネ先生 本人は 自覚は無いのだろうが、人によっては なんか小馬鹿にされた様に感じる言い草だ

 

 

「今まで俺の正体?を話してきた奴ら の中でもトップ10に入るぐらい良い反応だったぞ? 五月七日」

 

「そ、そうですか? それは良かったです、はい」

 

「あー・・・すまんね、機嫌を損ねさせて、別に馬鹿にしてるつもりはないんだが、気が緩むと どうも調子に乗って言葉が軽くなっていく癖があってな」

 

「い、いえ、大丈夫ですよ?」

 

「そうか?」

 

 

ヘラヘラと笑っていたケイネ先生が、しまった みたいな表情になり 僕へ謝罪してきたので、大丈夫だと答える

 

ケイネ先生は根は真面目な性格らしい、この精神性で人族では無いとは信じがたい

 

 

「え、えっと・・・そう、ケイネ先生が龍種である事は秘匿しなくて良いんですか?」

 

「秘匿か・・・ぶっちゃけ 意味なくない? 人化スキルで人間のテイをしているし、犯罪も犯していないし非人道的な行いをしている訳でもない、納税もしてるし、なんなら医者として命を救い続けてる、だいたい 獣人やエルフにドワーフ、人魚とか多様性の時代だし? 細かい事は気にしないのが1番よ」

 

「・・・そう言われてしまうと、確かに気にし過ぎな気がしてきました」

 

「だろー?」

 

 

僕が龍種である事を秘匿しない理由を尋ねると、先生は笑いながら説明してくれ、彼の言う通りだと納得する

 

 

「ついでにお尋ねしますが・・・ヘンリさんとは昔からの お知り合いで?」

 

「ヘンリか? そうだな、アイツがオムツしてる頃から知ってる、なんつーか、遠縁の親戚的な?」

 

「そうなんですか?」

 

「あぁ、詳しく話すと 少し長くなるけど・・・聞く?」

 

「え? 良いんですか? 僕は時間ありますけど、ケイネ先生は休憩時間が・・・」

 

「あぁ大丈夫大丈夫、なんか牛丼食べたくなったから喰ってただけだし、分身体でカバー出来るからさ」

 

 

ケイネ先生へ ヘンリとの関係を尋ねてみると、そんな事を言われたので昼休憩の時間が足りないのでは? と聞くと彼は 笑い 大丈夫だと言う

 

大丈夫なら、お言葉に甘えて聴いてみよう、うん

 

 

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