前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ケイネ先生が見た目と実年齢に乖離がある事を知り、彼もまたヘンリと同じ類いの生物だと思う事にした
僕としては彼等と敵対するつもりはないし、敵対した段階で死は回避できない訳だしね?
そう言うわけで 全然戻って来ない父が気になったので、2人へ断りを入れて探しにいくと、フードコートの外れで誰かと電話をしているのを発見し歩み寄ると、丁度 終わったらしくスマホをポケットへ仕舞う
「どうした?」
「どうした? じゃないよ、全然戻って来ないから どうしたのか と思って」
「あぁすまん すまん、アルエットから電話が来てな?」
「そっか、お母さんは 何て?」
「お前を心配していたよ、あと2日後ぐらいには帰るってさ」
「そっか」
僕に気付いた父を問い詰めると、電話の主が母である事を父は白状して、相変わらず力強く僕の頭を撫でる
それから父の昼食と僕の食後のデザートを購入して、適当な席を確保して食し、眠くなってきたので帰宅し昼寝へ移行する
そんなこんなで静養期間である1週間が終わり、僕は とてもスッキリした気持ちで朝、起きる事が出来た
[全再編作業終了]
ティロリンみたいな如何にもな音が聞こえ、目の前にポップアップが表示されているのが見える
恐らく、これがイオン様が言っていた奴が終了したと言うメッセージなんだろう、多分
甘やかされている僕の自室は、それなりに広いので軽くストレッチをしてみて身体の調子を確認してみると
「だいぶ戻ってきてる気がする・・・かな? とりあえずは昨日よりは身体が気持ち軽い、多分」
誰に言うでもなく独り言を呟き、右手を前に出してフロッティを展開する
「・・・変わったかな?」
手に馴染むフロッティを右腕だけで保持するが、変わった様子が無いので首を傾げるが、よくよく考えると 魔武器であるフロッティが握り心地に違和感を感じる方が異常なのだと思い至る
「過保護な両親のお陰で、あと1週間は休みだからリハビリもかねてステータスを確認しておこうかな」
僕は相変わらず座り心地が最強のソファに座り自分のステータスを確認する
「レベルは42、イビルジョー擬きを討伐した時に爆上がりしたからヨシ・・・次に各種ステータスは まぁレベルアップの想定の範囲内っと・・・」
ピコピコステータス表示を操作して、各種ステータスを目視で確認するが、大体予想通りか 予想より微増の数値なので安心し、次の項目へ移行する
「あれ? 称号の項目なんてあったかな? えーっと・・・聖導教会聖女、ヴェスタ神教聖女、神に愛されし者、アイドル、大天使、民を救う者、神狐の主、神獣を駆る者?」
なんと言うか、見ない方が良かったかな? と少し思ってしまう
最初の2つとか神狐の主とかは分かる、分かるよ? でもアイドルと大天使は何? 俗物過ぎない?
なんか知らないけど、精神的に疲れてしまった気がする
「・・・ダメダメ、こう言う時は部屋に篭ってたら逆効果だ、若宮ギルドで身体動かそう」
僕はソファから勢いよく立ち上がり若宮ギルドへ向かう為に身支度を整えて自宅を出て空を見上げる
「晴れ 時々 くもり・・・かな?」
日光を浴びて身体を伸ばし収納魔法から愛車を取り出してヘルメットとグローブを装着して愛車へ跨りエンジンを始動させる、良い音だ
約1週間ぶりに愛車に乗る事が出来てテンションが爆上がりするが、法定速度を維持して、少し遠回りで若宮ギルドを目指し、15分もかからない道のりを40分程かけて楽しみ、若宮ギルドへ到着する
若宮ギルド前で愛車を降り収納魔法へ愛車とヘルメット・グローブを入れ、振り向くと制服を身に纏った警官2人と目が合い、明らかに僕の方へ歩み寄ってきているのが見えて、僕の第6感が危険アラームを鳴らし始めたのを知覚したが、変に逃げても面倒が増えるだけと判断して、天に任せる事にした