前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
制服警官2名とエンカウントした僕は見事に職質され、隠す必要も無いので素直に事情説明をしたが、絶妙に信じられない と言った表情をされてしまう
まぁそうだよね、暫定小学生女児がギルドに単車で乗り付けたら目立つよね、うん
と言う訳で、職質に慣れている僕は免許証と学生証を制服警官2名へ提示すると、次は 驚いた表情をする
分かる、分かるよ。 近年職質してきた警官の9割が驚愕の表情をしていたからね? うん
「えっと・・・ギルドでトレーニングルームを借りてリハビリしたいんで、そろそろいいですか?」
「あ、あぁ・・・ご協力ありがとうございました」
驚き過ぎて魂が抜け掛かった制服警官の片方が僕の言葉に反応し、離脱を許可してくれたので、僕は若宮ギルドへ入り受付へ向かう
平日の日中とあって人は少なかったので、目的の人物がいる受付へ到着したので
「おはようございます、
「おはようカナリアちゃん、アレ? 今日平日だよね? 学校は?」
「先日の怪獣大決戦の時に、魔力が枯渇するまで働いてしまって、ケイネ先生から静養しろと言われてしまったので、休養中なんです」
「なるほど? ん? 出歩いちゃダメなんじゃ?」
金髪に赤のインナーカラーが入った美女 燈へ話しかけると、相変わらず人懐こい笑みを浮かべて返事を返してくれたので、事情を説明すると 当然の質問が返ってくる、流石
「細かく説明すると、絶対安静期間の1週間は経過したので、リハビリも兼ねて少し身体を動かしておこうと思ったんですよ」
「なるほど そう言う感じなんだね? 」
「そう言う感じなんです」
「
「はい、よろしくお願いします」
僕の説明に燈は なるほど と納得してくれ、僕が受付に来た理由まで察してくれ、トレーニングルームを使用する為の手続きをしてくれる
僕達 探索者・配信者、ギルド関係者の間では当たり前の知識だが、ギルド社屋は空間魔法で拡張・維持管理されていて、トレーニングルームは更に複雑な魔法術式を組み合わせて形成されていて、トレーニングルーム内なら無から
「はい、読み取り装置にギルド証をかざして?」
「はい」
タバコの箱 程度の大きさの読み取り装置にギルド証をかざすと、ティロリンと如何にもな音が鳴る
「はい、オッケー。帰る時に また来てね?」
「分かりました」
トレーニングルームが使用可能になったので、燈と別れ僕はトレーニングルームへ向かう、ステラ・アーク等の事務所やギルドホームが並ぶ区画とは逆の区画へと歩く
それなりに歩き、トレーニングルームへ入ると 見事に誰もいなかった
「やっぱり平日だと、こんな物かな?」
平日にトレーニングルームに人が居ないのは至極当然の事だろう、何故ならトレーニングが必要な新人は大抵 学生だからだ
学生ならば、平日は学校が終わった放課後に出没し始める訳で、今の時間にトレーニングルームへ来ている人がいたら、僕みたいなリハビリかサボっているか、学校に通ってないかのどれかになるかも知れない
そんな事を考えつつローレライとフロッティを展開して、軽く準備運動をしておく
「よし、やるか」
気合いを入れて軽くフロッティを振ってみると、気持ち振りやすい気がしたので、緩く構えてみる
「違和感はない、かな? アイアンサイトは少し見やすくはなってる気もする、多分」
構えたままフォアグリップを操作して廃莢してみる、相変わらずスムーズで心地よい
この辺りは仕様変更は無いみたいで良かった
そんな事を考えながら順番に確認していく、イオン様の言葉は絶対だからね