前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
3強へのリベンジを誓い 努力する事を決めたのちに、配信を終了して疲れてしまったので、休憩スペースで少し休憩してから帰宅する
相変わらず お腹が凄く空くので沢山食べて寝て 翌朝に頑張って学校へ行き、ニナに抱っこされたり ハジメに撫でられたり シホとミコトにお菓子を餌付けされたりして学校生活を送る、ほんと この何気ない日常は素晴らしいよね?
そんなこんな学校に行ったり、案件のレビュー撮影をしたり、スタッフや2期生面接をしたりしている内にアッと言う前に7月も下旬に差し掛かり、今年も学生大歓喜の夏休みへ突入する
まぁハジメ・ニナ・ミコト・シホの いつメンは 僕に会えなくなるから嘆いていたけど、我慢してもらうしか無いからね、うん
そんな訳で夏休みに突入した僕を 僕の両脇に手を入れて持ち上げて拉致(笑)をして車に載せるキュクノスに連れられて、僕は彼に身を任せる事にした
キュクノスは チャランポランだけど、僕の身に危険が迫る様な事はしないからね、本当チャランポランだけど、うん
「それで? 君は僕を何処に連れて行くのかね」
「世にも珍しい所だよ あ、伯母さん とシュヴァーンには内緒な? 絶対怒るだろうし」
「・・・本当、大丈夫? 怒られるの分かってて行く場所ってヤバいんじゃ?」
「大丈夫だ、法律上は合法だ、法律上は」
今日が丸1日オフである事を知っているキュクノスが運転する車に揺られながら目的地について尋ねると、彼は なんとも心許ない事を言い始める
法律上合法って、キュクノスは僕を何処に連れて行くつもりなんだろうか?
それから他愛無い雑談をしながら自宅を出て 暫くの時間が経ち、立体駐車場の中へキュクノスが車を止め
「着いたぞ? まぁ着いたのは駐車場だけど」
「そうだね?」
「んじゃ、行くか・・・その前にローレライを展開して聖女フォーム以外のフォームになってくれ」
「え? まぁうん、構わないけれど」
下車して伸びをしていると、キュクノスがそんな事を言ってきたので 不思議に思いつつローレライを展開して、藍色のセーラーワンピースにフォルムチェンジをする、セーラーワンピースの理由は特に無い
それからキュクノスに連れられて立体駐車場から本来の目的地へと移動して僕は疑問を抱かざるを得ない
「港区ギルド?」
「入るぞ〜」
「え? うん」
キュクノスが僕を わざわざ最寄りではないギルドへ連れてきた意図を理解出来ずに困惑していると彼は再び僕の両脇に手を入れ持ち上げて運び始める、おかしいな コンパクト軽量ボディとはいえ 小5女子児童程度には重い筈なんだけどなぁ?
まぁウチの一族は皆んな戦闘民族だし、大丈夫なのだろう 多分
そう言う訳で絵面的にグレーゾーンなままギルド内へ入ると、これまで入った事のある若宮や渋谷と違い見せ付ける様に軽火器で武装した警備員が各所に立っていたり、巡回していて なんだか物々しい雰囲気を感じる
「・・・キュクノス? ここはギルドだよね? なんで こんなに物々しいの?」
「そりゃ魔法使い相手に生身じゃ危ないだろ?」
「それはそうだけど、若宮に比べて 此処は特に物々しいからさ」
「まぁ大金が動く場所だし、有り金全てするアホもたまにいるからな」
僕を抱っこしたままキュクノスは受付へ向かうので尋ねてみるが、なんか話が噛み合っていない気がしてならない
なんというか致命的なすれ違いしている感覚なんだよね
それに受付の職員の制服が、若宮や渋谷ダンジョンの制服と違うデザインをしていてハリウッド映画のカジノを彷彿とさせる装いをしている
アレ? 待てよ? まさか・・・もしかしなくても、その為の厳重警備だったりするのかな?
なんだろう、点と点が繋がって線になったなぁ そりゃシュヴァーンにも母にも怒られるよ、だって此処 港区ギルドは 十中八九 カジノだもん
よし、負けて損したらシュヴァーンにチクろう