前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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378. 新しい経験? 2

 

 

キュクノスに掲げられたまま受付?に到着した僕は、当たり前だが 何だコイツ みたいな眼で受付に居た男性職員に見られる

 

僕としては酷く不本意なのでキュクノスの頭を軽く平手で叩き下す様に促すと、彼は至極不服そうに僕を地面に下ろしたので、改めてソコソコの強さで脛を蹴っておく、これぐらいの報復は許されるよね? 赦されよ

 

 

「ほら、キュクノス? 痛みに悶えてないで受付に来た理由を教えてよ」

 

「お、お前なぁ! 誰のせいだと!」

 

「君が民衆環視で不用意に僕を掲げて歩き回るから自業自得だよ」

 

「くっっくそぉぉぉ」

 

「あの、館内ではお静かにお願い致します。あと ご用件はなんでしょうか? 漫才の披露が目的ならば場所を間違えていますよ?」

 

 

脛の痛みに歯を食いしばって耐えているキュクノスへ 此処へ来た理由を尋ねると、恨めしそうな眼で言われたので無慈悲に告げると なんか映画みたいな反応をし、受付の男性職員が なんとも冷静に塩対応をしてくる、やりおるな この男性職員

 

 

「入場手続きを頼む、2名な」

 

「かしこまりました、では ギルド証 又は 顔写真付き身分証はお持ちでしょうか? 」

 

「ほい、ギルド証 カナリアも出せ」

 

「え? あぁうん」

 

「拝見いたします」

 

 

痛みから回復したらしいキュクノスは男性職員へ用件を告げて慣れた様子でやり取りをし、僕も彼に促されるままギルド証を提出して手続きをしてもらう

 

此処がカジノと仮定しても、なかなか厳重な気がするなぁ

 

 

「ギルド証ありがとうございました、此方 参加証になります。首から下げていて下さい、各所電子キー解除や決済等に使用致します」

 

「はいよ、お疲れ様ね〜」

 

「あ、ありがとうございます?」

 

 

ギルド証と参加証を受け取りギルド証をしまって参加証を首から下げてキュクノスの後に続き、なんだか空港の搭乗ゲートぐらい厳重なゲートに参加証を読み取らせて越える

 

カジノって これぐらい厳重なのがデフォルトなのかな? 行った事ないから分からないや

 

 

「1層に到着したら、まずはチャージだな」

 

「チャージ? 何を?」

 

「軍資金だよ、流石にタダじゃゲームに参加出来ないからな」

 

「ねぇキュクノス、此処はなんなの? いや、何となくは察してはいるけどさ?」

 

「なら、それが答えだろうな」

 

「あまりふざけた事を言うなら、また脛を蹴るよ? 良い?」

 

「勘弁してくれよ、そのブーツはローレライの一部だから それなりに攻撃力があっていてーのよ、分かった ちゃんと説明すっから」

 

「よろしい、キリキリ説明しなさい」

 

 

なんだかワクワクした様子のキュクノスへ、まだ説明がされていない事を告げると、なんかまたふざけた事を言い始めたので脅して説明要求すると、漸く説明する気になったらしい

 

 

「ここは港区ダンジョン、世界でも珍しいカジノ型ダンジョンだ。確か全国でも十箇所ぐらいしかないんだったか?」

 

「やっぱりダンジョンなんだね? それで何で僕を道連れにしたのかな?」

 

「いやぁ、お前って幸運値高そうだから、ワンチャン連勝したり しねーかなーって」

 

「なに? 僕に寄生プレイするつもり? 従兄(いとこ)とはいえ、流石にキショいよ?」

 

「失礼なやっちゃな、寄生プレイなんかしねーよ なんつーか お前なら一夜成り上がりの様子を見せてくれそうだから、隣で観察したくて」

 

「・・・まぁ、それぐらいなら赦される、かな?」

 

 

ひとまずキュクノスの言葉が本心かは分からないけど、嘘だったら岩塩ハンマーで脛を責めてやろうと心に決めて、彼と共に1層への転移門を潜りカジノへと足を踏み入れる

 

「見ての通り、1層はスロットやルーレットのエリアだな、2層がカードゲームのエリア、3層は・・・まぁ お前は行かなくて良い」

 

「何それ、僕を煽ってる?」

 

「いや そんな事ないぞ? 3層以降は なんて言うか・・・一般人向けじゃ無いから」

 

「どう言う事?」

 

 

なんとも饒舌に説明をしてくるキュクノスに説明要求するが、なんか誤魔化されてしまい、軍資金チャージの機械に誘導されてしまう

 

なんだろう、すごく気になってきたなぁ

 

 

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