前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
なんだか幸運値が高いらしい僕は、ルーレットで36倍を当てる事が出来て、軍資金が36倍になったので次を考える
「キュクノス、もう1度賭ける?」
「なんだ? もう良いのか?」
「他にもあるし、色々見てみたいから」
「そうか? なら他に移るか」
僕の言葉に、空間表示されたチップを参加証に収納する操作をしてキュクノスは了承してくれたので、真似をして僕もチップを収納して次は 何をするか考える
「他って言っても、1層に残ってるのはスロットぐらいだから、2層に行くか? それともスロットもしてみるか?」
「やってみようかな? やったら楽しいかもだし」
「りょーかい」
そう言う訳でチラホラある空席へ適当に座り、ザ・スロット台にチップを投入操作しプレイと書かれたボタンを押す
軽快なBGMを流しながらガラ?がグルグルと回転しているのを、目押しで5個あるボタンを押して絵柄を揃えると、ディスプレイの表示が変わりボーナス チャレンジと文字が映り出される
「キュクノス、なんか出たんだけどさ? これって?」
「えっと・・・お前凄いな」
「うん? ありがとう? いや どうしたら良いの?」
「あ、あぁ・・・そのダーツの的みたいのが回ってるだろ? んで この左側に虫眼鏡みたいなマークあんだろ? そこにこの内側に向かってる矢印を全部揃えて中央に到達したら大当たり、ディスプレイ右上辺りに書かれてる このスロット台に貯蓄されてるチップを総取り出来る」
「そうなんだ、なんか×2とか×10は2倍・10倍って感じか、なるほどなるほど」
やや引き気味のキュクノスを急かして説明をさせて、なんとなく仕組みを薄っすら理解し、明滅して自己主張してくるボタンをポチポチと押して矢印マークを5個 真っ直ぐ揃えてジャックポットと書かれた中央へ連携?させると、派手な音楽と演出がディスプレイに表示され
「・・・いや、お前ヤベーな」
「とりあえず参加証に収納すれば良いのかな?」
「そうだな、そうしろ・・・総額1200万は超えてたな・・・ウチの
なんだかキュクノスが引いている様な気がするけど、彼の奇行は 今に始まった事では無いので放置しておき
「キュクノス? おーい」
「お、おう。どうした?」
「飲み物買える所ない? 喉乾いた」
「それならバーカウンターがあるから、そこで買えるぞ?」
「そっか、行こう?」
「おー」
なにか高速で呟いていたキュクノスへ声を掛けて正気に戻し、バーカウンターへ案内をさせる
別に1人で探し回っても良いけど、さっき大当たりしたばかりの外見小学生がウロウロしていたらトラブルに遭遇する可能性が高そうと判断してキュクノスを頼りにする訳だ
キュクノスは見た目 通りにチャラ男だけど、人の道を踏み外したりしないし、少しデリカシーに欠ける所はあるけど 僕には甘いから自ら進んで物理的に壁役をしてくれる優しいお兄ちゃんなので信用している
「観光地価格でダンジョン外で買うより割高なのは様式美だから気にするな」
「そうだね、気にしないでおくよ」
「んで、メニュー通り酒類からソフトドリンク類まで多種多様な物があって、支払いは完全キャッシュレス決済、ギルド証か参加証 あとは手持ちのクレジットとかデビットカードで支払い可能、現金支払いは不可だな」
「キャッシュレス決済のみ なんだね? 現金払いのみ可能とかなら たまに見るけど」
「確かにな、つっても本当にごく稀にだろ?」
「まぁね? 山の深い?所のスタンドとか、ニコニコ現金払い限定とかだね」
「あーツーリングでか?」
「そそ」
キュクノスの説明を聞き、キャッシュレス決済のみ は時代を感じるなぁと思いつつ、喉が潤いそうなレモネードをギルド証でタッチ決済で購入し飲む
うん、美味しい