前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
キュクノスへの説教から僕への用事へと移行した事で、キュクノスは正座から解放され、足が痺れて産まれたての子鹿の様になりながらシュラーリヴの命により若宮ギルドへと車を運転させられる
我が
まぁ大体はキュクノスへの罰だし、赦される赦される
出掛ける前にシュラーリヴによる着せ替え人形大会が始まりかけたが、用事の内容的に 着替えやすい服が良いのでは? と全力でシュラーリヴを説得してローレライをインナーだけ展開した上で、シュラーリヴが僕に着せる為に購入してきていた白のワンピースを着て、若宮ギルドへ入りステラ・アーク事務所へと向かう
道中、シュラーリヴが終始満面の笑みであった事は言うまでもない
そんなご満悦の我が祖母を連れてステラ・アークの事務所へ到着し、中へ入ると
日に日に ゆったり系の服装へ移行して来たけど、見て分かるぐらいにお腹が大きくなっている、これは重大な事が起こっているに違いない
「ん? やぁカナリアちゃん、今日はオフだった筈だけど?」
「なんかキュクノス?が事務所に用事があるらしくて」
「キュクノス君が?」
僕が彼女に歩み寄ると渚は僕に気付き挨拶をしてきたので返すと、何か心当たりがあるらしく、無言で数回頷く
「所で、君の後ろで すんごいニッコニコしてる女性は?」
「僕のおばあちゃんです」
「
「
「
渚がなんか当然の様に共通語で会話始めて少し驚く、もしかして今まで鷹樹との秘密会話を全部理解されていた? ・・・別に問題ないか、渚は僕と鷹樹が兄妹なの最初期から知っていたし
「あ、そうそう。良い機会だからカナリアちゃんにも伝えたい事があってね」
「はい?」
「ほら、見たら分かると思うけどさ そろそろデスクワークとかやってる場合じゃなくてね? ギリギリまで粘ってたんだけど お嬢とか両親とか
「いや、まぁ何となくは察してましたけど・・・流石に粘り過ぎだと思いますよ?渚さん」
自身のお腹を軽く摩りながら用件を伝えてきた渚へ言うと、テヘペロして全く反省している様子が見られない
まぁ渚の性格からして、反省しないよね、うん
「あ、そうだ、カナリアちゃん天使だし、安産祈願してよ」
「え? まぁ構いませんけど・・・気休めにしかならないと思いますよ?」
「いやいや、カナリアちゃんの天使パワーなら、きっと御利益ある筈だよ?」
「渚さんが それで良いなら」
渚に言われ、引き受けたは良いが どうしたら良いか分からずに背後に立っているシュラーリヴを見ると、僕に小声で簡易版の作法を耳打ちしてくれた、流石は僕の祖母だ
そんな訳で僕は渚の前に膝を折り彼女の お腹へ軽く触れ小声でイオン様への祝詞を詠唱し母子共に健康無事である事を含めた安産祈願をする
「ありがとうカナリアちゃん、やっぱり効く気がするよ」
「そうだと、僕も嬉しいです」
「これで効果が認められたら、カナリアに安産祈願の祈祷依頼が来たりして」
「やめてよキュクノス、君が言うと実現しそうだから」
「うい」
祈祷が終わったので顔を上げると渚が満足そうに僕の頭を撫で始めたので、効いて欲しいと僕も思っているので同意するが、キュクノスが余計な事を口走ったので、クレームをつけると直ぐに適当な返事をして黙る
まぁ兎も角、渚の出産が無事終わります様に、イオン様 お願いします