前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
「・・・ねぇ誰? プレートの命名した人、流石にセンスが」
「そんなん そこのチャランポランしか居ないだろ」
「え〜? 割と悪くねーと思うんだけどなー」
「今時 自虐ネタは流行らないよキュクノス」
再び身内しか居ない状態になったので共通語へ言語を切り替えて犯人を追及すると、シュヴァーンは迷う事なく自身の
確かに、君等の名前は日本語だと白鳥だけどさ? 飼育部屋は無いんじゃないかな? と思ってしまう
「シュヴァーン、キュクノス、持って来てちょうだい」
「全く人使いの荒い婆さんだぜ、なぁキョーダイ」
「珍しく意見が一致したな?キュクノス」
「口ではなく身体を動かしなさい、2人共」
「「おー」」
シュラーリヴがパンパンと手を打ち2人へ何やら作業を申しつけると、双子は文句を言い始めたので、シュラーリヴが注意すると後ろ手に手をヒラヒラさせて奥の部屋?へとダラダラ歩いていく
顔がソックリで行動パターンや性格が全く違うのに、こう言う時は同じ動きなんだなぁ この双子、面白い
「やっぱ
「鍛え方が違うんだよ、鍛え方が。基礎トレをしっかりしてない お前が悪い」
「マジレスの事実陳列罪はやめてー」
なんと言うか、細長い金属製ケース・同素材の四角いケースを両手に1つずつ持ってスタスタと何事もない様に持ってくるシュヴァーンと、対照的になんだか物凄く重そうに金属製ケースを持ってくるキュクノスの、しょうもない会話を聞き流す
僕もシュヴァーンが言う様に基礎トレを しっかりして基礎となる土台作りを徹底しないと、出来上がりも不恰好に歪になってしまうからね、うん
「シュヴァーン、開けてちょうだい」
「おー」
「これは・・・法衣?」
「私達が貴女へ遺す事の出来る全てを注ぎ込んだ最高傑作よ」
シュヴァーンが持って来た片方のケースを開くと中には、白を基調として薄緑と金糸を用いた刺繍が施されていて、疎い僕でも ひと目で 相当ヤバい
言うなれば、勇者の鎧 と言った所だろうか?
「まだあるわ、こっちは儀仗よ。天候操作系を行使する場合、フロッティでは役不足でしょう? この儀仗が有れば 最低でも寝込まないでいられる筈よ」
「色々とツッコミを入れたい所だけど、ひとまずは ありがとう!!」
「どういたしまして」
なんと言うか、色々問いただしたいが 先に お礼を言う、それは物を貰ったらすべき当たり前の事なので、最優先で遂行する
そして、この我が祖母は大変ご満悦の表情なのである
「なんで僕が天候操作系魔法を・・・いや、やっぱなし。今察した・・・法衣も儀仗も、何処から素材とか資金を持って来たの?」
「緊急予算で毟り取ったわ」
「それ、大丈夫なの?」
「大丈夫よ?満場一致で可決したもの」
「嘘でしょ?」
「事実よ、ほらイオン様が 『カナリアちゃんねる』の視聴者なのよ? 枢機卿 全員が視聴者でもおかしく無いでしょう?」
「・・・それは、そう、かも、知れない、けど」
僕はシュラーリヴに、何故 僕が 天候操作系魔法を使用できるか を問いただそうと思ったが、イオン様から啓示か何かがあったのだろうと察したので、製作費やら諸々ので何処を尋ねると なんとも言えない事を言われてしまい、それ以上 なにも言えなくなってしまう
あぁいまなら八つ当たり出来てしまう精神状態だなぁ