前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
作戦会議を終え、僕はサービスゾーンに立ってバレーボールの感触を確かめながら砂を落とすフリをしつつ水魔法を使い表面へ塗布する
キュクノスの説明では、魔法の使用禁止は無かったのでセーフの筈だし、余程敏感ではない限りは気付かないだろう、多分
なぜなら 人が生活する上で微量の発汗をするのと同じ様に、魔力保有者は無意識に微量の余剰魔力が身体から漏れているからだ
充分に細工を施した所で深呼吸し、審判役のスタッフに軽く合図をすると試合開始のホイッスルが吹かれる
「キュクノス、覚悟!」
「うぉっ?! 強っっ」
「だから言ったろキュクノス・・・」
「ナイスサーブ、カナリアちゃん」
「カナリア、ぐっど」
【キュクノス狙い撃ちw】
【なんか、ボッッて言ってなかったか?w】
【レシーブ?した音がバィンみたいな音じゃなくでバチィィ見たいな痛い音なんやがw】
【普通にサーブ上手いなぁ カナリアちゃん】
僕のジャンプサーブをレシーブしたキュクノスは色々と小細工しているバレーボールを受けきれずに コート外にボールを飛ばしてしまう
よし、まずは1点先取したから、次はどうしようかな?
「ふぅ、見くびってるつもりは無かったけど、まだまだ過小評価していたみたいだな、なぁ? キョーダイ」
「確かにな、つーか お前が調子に乗るとロクな事にならねーから、イキらないでくれ、大抵 俺も巻き込まれてるし」
「んなー細かい事を気にすんなよ シュヴァーン、ハゲるぞ?」
「はっ倒すぞ、愚弟が」
「キュクノス天誅」
「
【双子の兄弟喧嘩が始まった と思ったらカナリアちゃんがトドメをw】
【岩塩弾とはいえ、脛に撃ち込むのヤバw】
【カナリアちゃん容赦無いw】
【マリアとヘンリ姫、シュヴァーンがサムズアップしてるのなんなん?w】
【キュクノスに味方が居ないw】
なんか急にキュクノスが格好を付けたセリフを言い始めてシュヴァーンが 釘を刺すがヘラヘラと煽ったので、フロッティを展開して暴徒鎮圧用ショットシェルを装填して、キュクノスの脛へ撃ち込んでやると 当たり前だが痛い様で 変な悲鳴をあげてうずくまる
なんだか最近、キュクノスの脛を攻撃してる事が多い気がして来たな・・・気のせい?
「
「
「流石に脛に岩塩弾だと痛いんだな、余裕なくて日本語喋れなくなってる」
「脛はね、痛いよ脛は」
「鍛錬不足、ぼく なら平気」
【誰もキュクノスの心配しないのねw】
【サムズアップするぐらいだしw】
【あ〜流暢な共通語の音〜】
【本当、カナリアちゃんスゲーな】
脛が痛すぎるせいかキュクノスが共通語で文句を言ってきたので僕も共通語で言い返すと、歯を食いしばり苦悶の表情をキュクノスは続けるため 少し可哀想になってきたので、フロッティを再びキュクノスへ向けて引き金を引き、最近練習している特殊弾?を彼へ撃ち込んでみる
「
「よしよし、成功した 良かった良かった」
「なんか光ったような?」
「やはりカナリアは天使」
【何が起こった?】
【カナリアちゃんがキュクノスへ光弾?を撃ったら光って?】
【魔法?】
【なるほど、わからん】
共通語で文句を言っていたキュクノスの様子が変わったので、何をしたかが分からずに憶測が飛び交う
まぁ普通に回復弾でキュクノスを撃っただけなので、何か複雑な事があるわけでは無い
これも小手先の小技を増やす一貫に習得した物だ、次はバフ弾やデバフ弾を使える様になるのが目標かな?
キュクノスにお願いしたら、実験に協力してくれないかな?