前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

4 / 876
4. 始まりの事件 3

 

 

ゴブリンからの戦利品を手に入れた訳だが、魔石と拳大の黒鉄色の石は鞄に入るけど、流石に武器3つは入らないので

 

 

「お姉さん、石斧と剣と棍棒、どれが良いですか?」

 

 

「ど、どう言う事かしら?」

 

 

「ダンジョンは未だ健在、つまりダンジョンボスは撃破されていません。ボスが撃破されていない以上、再びゴブリンか他のモンスターと遭遇する可能性があります」

 

 

「なるほど、無いよりはマシって事ね?」

 

 

「そうです、丸腰よりは幾らかマシですね」

 

 

僕は空を指差し、未だ黒いナニカに覆われているのを お姉さんに告げる

 

 

僕等の巻き込まれた突発的に生えたダンジョンは、理屈は分からないが ダンジョンの長であるダンジョンボスを撃破する事で消滅する

 

 

本当に何故だろう?

 

「それじゃぁ・・・石斧にしようかしら? 三つの中なら、まだ使えそうだし」

 

 

「分かりました、どうぞ」

 

 

「ありがとう」

 

 

僕は石斧をお姉さんに渡し、無理矢理棍棒を鞄に押し込み辺りを見渡して進路を考えた瞬間

 

 

[集計処理が終了しました]

 

[経験値が上限に到達 レベルが上がります]

 

[レベルアップによりエクストラクラス“聖女”を獲得しました]

 

[クラススキル“岩塩生成 Lv.1”を獲得しました]

 

[クラススキル“聖水生成 Lv.1”を獲得しました]

 

[クラス獲得によりステータスに上方補正が入ります]

 

 

ハッキリとした空耳が聞こえ、僕は困惑する

 

どうやら僕にも しっかりとベルカの血は受け継がれていた様だ、何せベルカ帝国は宗教国家なのだから、よく知らないが母の家系は超超遠縁だが皇族・・・教団の最高指導者と同じ血が入っているらしい

 

 

もしかして神様に会った事があるのも原因なのかな?

 

エクストラクラスについては、後で考察する事にして、まずは2つのクラススキルについてだ

 

 

「・・・クラススキルってどうやって確認するんだろう?」

 

 

「君、どうしたの?」

 

 

「あー・・・ゴブリン倒したらレベルが上がってクラスを獲得したみたいなんですけど、クラススキルの確認の仕方が分からなくて」

 

 

「クラススキルの確認の仕方? 確か・・・ステータスに記載されていたはず、君・・・先に名乗りましょうか、君とか貴女とか面倒だし」

 

 

「そうですね、僕はカナリアと言います」

 

 

「私は紗夜(さや)よ、よろしくねカナリアちゃん」

 

 

お姉さん改め紗夜さんと名乗り合い、ステータスの表示法を聞きステータスを確認する

 

 

クラススキル① 岩塩生成Lv.1

 

1時間で500gの岩塩塊を生成する、gを指定し取り出す事も可能

 

保有上限は2kg。レベルアップで成長する

 

 

クラススキル② 聖水生成Lv.1

 

30分で小瓶1本分(150ml)を容器付きで生成する。容器の小瓶は聖水使用後に自動で消滅する

 

保有上限は10本、レベルアップで成長する

 

 

 

「ふむふむ、無いよりはマシ、かな?」

 

これは本当に無いよりはマシかもしれない、聖水がモンスターに通じるか全くの謎だ、瓶を投石紐にセットして放てば良いかもだけど

 

んー 僕は鑑定スキルを持ってないから、今分かる事は これが全てだ

 

 

「ひとまず・・・救助が来るか、ダンジョンボスが撃破されるのを待ちましょうか。運が良ければ出口が見つかるかも知れませんし」

 

 

「そうね、そうしましょう」

 

 

ひとまず空を見上げて進行方向を決め歩き出す、僕の予想だと円形にダンジョンが形成されている様なので、中心にダンジョンボスが居ると仮定し、外縁分をなぞる様に移動をする

 

 

そして運が良ければ出口が見つかり、次点で救助に来た探索者に遭遇出来る可能性がある

 

 

願わくば、僕の予想が当たっています様に、特にダンジョンボスには遭遇したくない、正直言ってダンジョンボスに遭遇したら十中八九、僕等は死ぬ

 

いや、最低でも死、悪ければゴブリンの慰み物になってからの死

 

 

だから大胆かつ慎重に出口を探さなければならない

 

 

 





[五月七日カナリアがLv.1 になりました]
[エクストラクラス 聖女を獲得しました]
[クラススキル 聖水生成を獲得しました]
[クラススキル 岩塩生成を獲得しました]
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。