前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
手早く工作をしてブリーチングを敢行し室内へ押し入りエネミーを素早く撃ち砕き撃破して室内を見渡す
「ルームクリア」
「了解、次の部屋に」
「うん」
【やっぱクリアリングも速いなぁ】
【カナリアちゃんの活躍が多いな、ヨシ】
【かわいいはせいぎ】
フロッティにショットシェルを装填しながら反響定位を使い、隣の部屋の様子を探り
「エネミーの数が2つ、十中八九 C4と銃声を聞かれてるから 待ち伏せされてる」
「またブリーチングするか?」
「んー中の様子的に遮蔽物に潜んでるっぽいから、効果が薄いかな? あーでもブリーチングして
「それで行くか」
「そうしよう」
【判断が速いw】
【配信者がファンタジーしてる中でカナリアちゃんは現代戦してるんよねw】
【剣と魔法の世界に銃火器でカチコミする幼女w】
その後も最低限の接敵を目指しながら3層へと侵入し侵攻していくが、少し違和感を感じ始める
「・・・鷹ちゃん、何かおかしい」
「どうした?」
「1層 2層と比べて3層に配置されてるエネミーの数が少ない」
「先発のペアが狩り尽くして供給が間に合って無いとかか?」
「それなら、1層も2層も もっと少ない筈だよ? 3層だけ 極端に少ないのは変 」
「・・・確かにな、お前の予感ってのはバカに出来ないしなぁ 何かある前提で進むか」
「うん」
【カナリアちゃんが何か感じ取った?】
【カナリアちゃんの勘は無視出来ないなぁ】
【野生の勘って奴か】
1層 2層に比べて、あからさまにエネミーの数が少ない為、何かしらの仕掛けがあるのでは? と疑問を抱き鷹樹へ 報告すると 最初は懐疑的だったが約17年 僕の兄をしているだけあって、僕の野生の勘が囁いた事を察してくれて、警戒を強めてくれる
それから慎重に進み、エネミーとの接敵も無く3層最奥へと到達し 慎重に扉を開き室内へ侵入すると 薄暗い室内にエネミーとは違い 人影があるのに気付き フロッティを構え警戒していると、壁際に備え付けられた照明が灯り、人影の正体を視認する
「ターニャ、さん? え? 」
「おいおいおい、3層最奥に階層ボスがいるなんて聞いてないぞ? 」
「鷹ちゃん、構えてる 気をつけて!!」
「分かってっっっ」
【カナリアちゃんの知り合い?】
【問答無用に鷹樹を殴りに行ったな】
【あらら・・・M4A1が へし折れてら】
僕は目の前の目に生気を感じないターニャを模したダンジョンモンスターに動揺してしまう
前回の失敗を教訓に鷹樹から事前に渡されていた資料に目を通していたので、3層最奥にはタイムアタックのストップボタンが設置されているだけ の筈だった
しかし、実際には階層ボスとおぼしき ターニャ擬きが僕達へ攻撃をしてきている訳で、この状況で動揺しないなんて僕には無理だ
「鷹ちゃん、魔武器を展開して応戦」
「言われんでも、そうする!!」
【うわー・・・鷹樹に密着してカナリアちゃんが撃ち難くしてる】
【えっぐー】
【なんでクレイモアを素手で相手できるんや】
【やりづらい相手だ】
僕はターニャ擬きにフロッティを向けて撃とうとするが、ガチムチの鷹樹の陰に入られて射線を切られてしまい、全然撃つ事が出来ない 少し面倒だ
これはコメント欄をチラ見している場合ではないかも知れない・・・否、見てる場合ではない そう判断し銃剣を展開し左手に持ってターニャ擬きへと吶喊する
フロッティはトレンチガン、接近戦こそが見せ場だからね