前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
2期生へのドッキリ?が成功し、なんか豆柴みたいなユウキを含めた2期生にアドバイスをすると、素直に受け入れて貰えた様で反論はなかった
「さてユウキくん、君は僕に代わりステラ・アーク最年少の座を獲得した訳だけど、分からない事が有れば 意地を張らずに周りの人に相談するんだよ? 君は 年相応に意地を張る傾向になる様だし」
「うぐ・・・カナリアさんが、そう言うなら」
彼の方が僕より身長が高いのだけど、その姿は子犬の様で少し可愛く目に映る
「ふふ、貴女に懐いたわね? カナリアちゃん」
「えぇ、文字通り可愛い後輩が出来て嬉しい限りです、まぁ先輩らしい事が出来るかは不明ですけど」
「あら、充分 先輩として振る舞えていると思うわよ?」
「そうだと嬉しいですね」
「カナリアさん、オレ がんばります!!」
「うん、期待しているよ ユウキくん。でも無茶はしない様にね?」
「はい!!」
ニコニコと笑みながら話しかけてきた
とはいえ、ほんの一瞬だけだったので理由までは分からない、僕は読心術が使えないからね、うん
そんなこんな2期生にアドバイスをしたり、ギルドのトレーニングをオススメしたりしていると 『グォォォ』と僕の腹の虫が壮大な自己主張をしてきた
「もう昼時だな、2期生の皆 ご苦労さん、今日は解散だ」
「皆さん、お疲れ様でした」
「懇親会を兼ねた歓迎会を近日中に開催する予定だから、楽しみにしていて頂戴」
僕の腹時計音を聞いて鷹樹が締めくくり、僕も労いのの言葉を口にし、紗夜が そんな事を言い締めくくり、解散になる
そんな訳で僕はローレライを解除してトレーニングルームを出て いつものステラ・アークの更衣室ではなく、若宮ギルドの更衣室へと向かいトレーニングウェアを脱ぎ軽く汗をシャワーで流して私服を着る
ドッキリをする為に 今日は普段使わないギルドの更衣室を使ったから、少し慣れなくてソワソワしてしまう
「やぁユウキくん、さっきぶり。今から帰るのかな?」
「カナリアさん? そうですね」
「この後、用が無いなら ご飯でも どうかな? 」
「良いんですか? 是非 お供させて下さい!!」
声をかけると、ユウキは元気に返事を返してくれ、なんだか嬉しい気持ちになる、これが後輩を持つ先輩の気持ち と言う奴なのだろうか
「ユウキくん は食べたい物ある? 」
「食べたい物ですか? 肉?」
「お肉、良いよね お肉、それじゃぁ食べに行こうか」
「はい」
僕より少しデカいユウキを連れて僕は若宮ギルドを出て収納魔法からninja400を取り出し、予備で買ってあったヘルメットとグローブをユウキに渡す
「僕の後ろに乗って貰うから、ヘルメットとグローブをつけてね」
「分かりました、オレ 感動です」
ninja400に跨り障壁術を使って安定させながらユウキに言い、障壁術で踏み台を作り彼にタンデムシートに着座してもらい、発車して僕の行きつけのステーキ屋へと向かう
若宮ギルドから少し離れた場所にあるステーキ屋で、小学生低学年の頃から父に連れて行ってもらっている思い出の お店だ
単車の免許を取得してからは自分でバイクを走らせて通うぐらい気に入っている
仕入れている肉にこだわっている為、少々 値が張るタイプの お店だが まぁ此処は先輩面して後輩たるユウキに見栄を張る事にしよう
彼にステーキを奢るぐらいわけないしね?