前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

422 / 876
422. 第2次 学園祭 2

 

 

 

そんなこんなクラスメイトに謀られている所に我が家の長男(たかき)次男(すばる)が用心棒として現れたので、軽く会話をしていると 始業の鐘が鳴り響き

 

 

「はいはーい、皆の衆 学園祭が開始したから、最初の担当以外は自由にして構わないよ〜」

 

 

委員長が号令をかけると、クラスメイトの4分の3が適当な返事を返してからゾロゾロと教室から出ていく

 

 

鷹樹(たかき)さん 雀晴(すばる)さん、今日はよろしくお願いします」

 

「おう、任せとけ」

 

「まぁ兄貴を見て暴れようと思うアホはいないだろうけど、任せてくれ」

 

 

委員長らしく律儀に鷹樹と雀晴に挨拶をすると長男と次男が そんな返事を返す

 

確かに、鷹樹が控えているのに問題を起こそうとするヤカラは普通は居ないだろう、仮にいたら余程のアホである

 

 

「そう言う訳だから、カナリアちゃん も よろしくね?」

 

「ん? うん、よろしくするのは構わないけれど、値段は? 僕 分からないんだけど」

 

「それなら大丈夫、そこにデカデカと値段書かれているでしょ?」

 

「え? あ、本当だ・・・CD 一律 1,000円、写真集 一律 1,000円、アクスタ 一律 500円? 」

 

「その通りさ、カナリアちゃん まぁ君は微笑んで来店した お客に手を振っていてくれれば良いから」

 

そう言い委員長は僕へサムズアップして笑む、大丈夫かな この娘は

 

とりあえず学園祭が開始された直後で、生徒を含めて来店する客が来ないと僕も含めて店員の仕事は無いので、暇を持て余した僕は サンプル とラベルが貼られた写真集を手に取りパラパラと流し見する

 

 

「そういえば自分で見てなかったなぁ」

 

「お前、見本が来た時に一応 見とけって(たかむら)に言われてたろ? 確認しないでGO出したのか?」

 

「うん」

 

「『うん』じゃねーよ、バカ」

 

「うわーん、鷹ちゃんがイジメてくるよ、雀晴ちゃん」

 

「いや兄貴が正しいだろ、カナリア」

 

「冷静なマジレス、流石は雀晴ちゃん」

 

 

待機席に座る鷹樹から尋ねられ素直に答えると、真っ当なお叱りが飛んできたので雀晴に甘えて誤魔化そうとしたが、雀晴の冷静なマジレスにより逃げ道を失ってしまう

 

 

「大丈夫、ぼく も監修に入ったから」

 

「あんま、甘やかさんで欲しいんだけど?」

 

「カナリアは天使、甘やかす事こそ至高」

 

「ただ甘やかすだけじゃ、本人の為にならんだろ?」

 

 

ヘンリが僕を庇い鷹樹と僕の間に入って、鷹樹を見上げながら言うと鷹樹も応戦する、なにこれ?

 

なんでバチバチに対抗し始めたんだろうか?

 

「2人共 落ち着いて、僕の為に・・・」

 

「おい、辞めろカナリア、ふざけてる場面じゃないぞ」

 

「はい、ごめんなさい」

 

 

ふざけた 事を言おうとしたら雀晴にマジトーンで止められ叱られてしまったので、素直に謝罪しておく

 

我が家で3番目に怒らせたら怖いのが雀晴だからね、うん

 

 

「カナリアちゃ〜ん」

 

「来たわよ カナリアちゃん」

 

「あ、シホちゃん ミコトちゃん いらっしゃい」

 

クラスを抜け出す事に手間取ったのか、予想外に時間を要して現れた僕の数少ない友達の2名が 満面の笑みを浮かべて現れ、鷹樹と目が合い固まり

 

 

「な、なんで此処にトップ配信者の鷹樹さんが?!」

 

「いつも 動画見てます」

 

「おー、ありがとう」

 

「鷹ちゃんって、人気なんだね?」

 

「本当、お前 兄弟含めて人の事を気にしないよな?」

 

「へへ」

 

「褒めてねーよ」

 

 

割とクール系なシホがキャラ崩壊して歓喜し、自己主張が控え目なミコトが珍しく自己主張強めに自ら進んで鷹樹へ話しかけている横で、他人事の様に呟くと雀晴に言われたので、愛想笑いを返すと何故か呆れられてしまった、無念

 

そういえば、鷹樹もチャンネル登録者数3桁万人を超えているから、僕の友達が実兄の視聴者でも不思議は無い、多分

 

改めて、ローレライの隠蔽能力は確かなチカラがある事も理解出来た、魔法って凄い

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。