前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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426. 第2次 学園祭 6

 

 

そんなこんな雀晴(すばる)と他愛ない雑談をして順番を待つ事20分、僕達の番になり、入店?すると 空いてる席へ案内され

 

 

「あら、もう来てくれたの? ありがとうカナリアちゃん」

 

「うん、担当時間も終わって お腹も空いたからね」

 

「そう、本場には劣るけれど、それなりの味を保証するわよ?」

 

「そうなんだ、楽しみ」

 

 

エプロンを装備したシホがメニューを持って現れ、笑みながら歓迎してくれたので、メニューを受け取り ざ〜と目を通して

 

 

「此処から此処まで貰える? 飲み物は烏龍茶で」

 

「え? 」

 

「俺もカナリアと同じのを頼む」

 

「えぇ?」

 

 

入店待ちで本格的にお腹が空いてしまったので、欲望に忠実に従い食べたい物を注文すると、シホがフリーズしてしまうが雀晴がさらに追い討ちをかけ、更にフリーズを引き起こしてしまう

 

これは頼み過ぎたかな?

 

 

「シホちゃん? シホちゃーん、息をしてー」

 

「息はしてるわよミコト」

 

「よし、息を吹き返した 良かった」

 

「だから息はしてるわよ・・・まぁ良いわ、えっと メニューの此処の列全部よね?」

 

「そうだね、お願い」

 

「すぐ持ってくるからねカナリアちゃん」

 

 

フリーズしたシホに気付いたミコトが寄ってきて軽くシホの肩を揺すりながらボケると、元来の資質であるツッコミをしてシホが正気に戻り、注文を復唱してパーテーションで区切られた厨房区画へと下がっていくのを見て少し疑問を感じる

 

教室の広さを考慮し客席の広さを考えると、厨房区画の広さは奥行き机2つ分程度の極めて細長く狭い筈だが、行き交う給仕担当の人数と裏方を担当するであろう人数を収容出来るとは思えない

 

 

「別の場所で調理してるのかな?」

 

「パーテーションと魔石を使った空間拡張だな」

 

「そうなの?」

 

「そうだよ」

 

「へぇ〜 」

 

注文品が来るまで暇を持て余しているので 何気なしに呟くと雀晴が僕の呟きを拾い答えてくれたので、相槌を打っておく

 

雀晴は高レベルの鑑定スキルを保有しているので、この手の事柄にめっぽう強いから信用できる

 

更に言えば雀晴が若宮ギルドの資材部?で内勤しているのも、高レベル鑑定スキル保有者だからだったりするからね、うん

 

 

「鑑定スキルって便利だよね、僕の反響定位とは別のベクトルで」

 

「鑑定スキルと感知スキルを同列に考えられても困るけど、まぁ便利だよ 俺はダンジョン50層ぐらいまでは潜ってスキルレベル上げたからな」

 

「そういえば、大学生の時に鷹ちゃんと 潜ってたね?」

 

「まぁな、兄貴も駆け出しの頃だったし利害の一致って奴だな」

 

 

僕が脳死で喋ると、特に気にした様子もなく雀晴が答えてくれ、ふと思う

 

 

「雀晴ちゃん、パーティに加入してくれない?」

 

「勘弁してくれよ、基本デスクワークを舐めるなよ? 動けねーよ」

 

「ぶぅーーー」

 

「ぶぅー じゃない、割とマジで死活問題だろ、痛てーのは勘弁だしな」

 

「どうしても?」

 

「どうしても、ダメ」

 

 

割と本気でパーティに勧誘したが、一瞬の思考も無く断られてしまったので、粘ってみたり上目遣いで お願いしてみたが、全く効果がない

 

鷹樹(たかき)三鶴(みつる)であれば、今の攻撃(笑)で首を縦に振ってくれていたが、やはり3兄の中で1番シスコン度が低い雀晴には効果が薄かった様だ、無念

 

因みに1番シスコンは、言わずとも分かるが三鶴、次が鷹樹だ

 

まぁだからこそ、雀晴にはクイナと言う素晴らしい お嫁さんと結婚できたのだろう、多分

 

他2人にも頑張って貰いたい所だ、4分の3で独身貴族では五月七日(つゆり)家は衰退してしまうだろうしね? うん

 

僕は結婚とか諦めているし、兎に角 鷹樹と三鶴には頑張って貰わないとね? そうじゃないとクイナに沢山産んで貰わないといけない事態になりそう

 

自他共に認める三鶴はともかく、鷹樹には何故 彼女が出来ないのか、少し疑問があるなぁ・・・もしかして僕と同類だったりするのかな?

 

 

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