前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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427. 第2次 学園祭 7

 

 

 

雀晴(すばる)をパーティ勧誘に失敗して少しすると、注文した飲茶(やむちゃ)が運ばれてきて、文字通りテーブル一杯に並び 壮観な景色になっている

 

壮観だったのでスマホで数枚写真を撮り空腹も限界だったので、飲茶を食べ始め舌鼓を打つ

 

普通に美味しいが、僕的には父の作った飲茶の方が好き と感じてしまう、まぁ口には出さないけれど

 

 

「カナリアちゃん、沢山食べる子だったんだね?」

 

「え? まぁね? お弁当とか用意するの面倒くさいから、普段は控えてるんだよね、その代わり朝と夜は沢山食べるんだ」

 

「うーん、その小さな身体の何処に入っていくのか、凄く不思議」

 

「なんだっけ? 僕は魔力量・質 共に高ランクらしくて、食べたカロリーとかが魔力に変換されてるとか なんとか」

 

「父親が日本人とはいえ、母方の家系は そう言うサラブレッド的な血統だからな、ぜひもなし」

 

「へぇ〜」

 

 

満席で少し余裕があるのか、ミコトが僕達のテーブル一杯の飲茶を見て話しかけてきた、特に邪険に扱う必要もないので飲茶を頬張りながら合間で答えると、雀晴も口を開いて補足してくれる

 

 

「今の日本では意識し難いかも知れないけど、魔法適性・素質ってのは一部例外存在を省いて血統の影響が大きい、その辺は競走馬と同じだな」

 

「一部例外は所謂 転生者の事だよね? 」

 

「その通り」

 

「例題とはいえ、馬と同じ扱いは抵抗が無いんですか?」

 

「無いな、だって同じだし」

 

「強い」

 

 

雀晴がありがたい説明をしてくれているが、ミコトはイマイチ ピンとは来ていない様子だが、生粋の日本人であるミコトにはよく分からないのも仕方ないのかも知れない

 

 

魔法適性・資質は遺伝・血統に大きく影響され、魔力を保有していても全身へ巡回・行き渡らせる魔力回路が無ければ魔法は使えないし、溜まる一方で病気を発症してしまったりもする

 

血統や家柄を重んじる武家貴族に高レベルの魔法使いが多いのは、それが原因だ

 

彼らの祖先・始祖は武勲や功績を立てて貴族へとなり、子孫を より良く より強く する為に婚姻をしてきた訳だから、雀晴の言う通り競走馬と やってる事は変わらない、事実だから仕方ない、うん 仕方ない

 

 

「美味しかったよ ミコトちゃん」

 

「口にあったようで良かった」

 

「あんま座ってても仕方ないし、行くか」

 

「うん、またね? ミコトちゃん」

 

「うん、また カナリアちゃん」

 

 

飲茶を全て平らげ雀晴に促されたので、ミコトと軽く言葉を交わしてから雀晴が会計を済ませて退店?する

 

 

「ゴチでーす、ありがとう雀晴ちゃん」

 

「おー、例え お前の年収が俺の数倍以上だとしても妹に飯代出させる兄貴は いねーからな、出させたら俺が両親+兄貴と弟に袋叩きにされちまう」

 

「そんな事無いよって言えない辺りが、我が家の恐ろしさ だね?」

 

「なー」

 

 

飲茶喫茶?を退店し、絶え間なく人が行き交う廊下を進みながら会話をする、コレに関しては気休めにもならないのが五月七日(つゆり)家の怖い所だと思う、いやぁ本当に過保護だよね

 

 

「校庭とか中庭とかがフリーマーケットになってるみたいだな」

 

「そういえば、去年も凄い数の露店が出てたっけ」

 

「確かにそうだな、去年は確か ライダーベルトを買ってたな?」

 

「そうそう、今は僕の部屋に飾ってる奴」

 

 

案内プリントを見ながら雀晴が言い僕が返すと、彼は思い出した様に そんな事を言う

 

去年購入した大人のファイズドライバーは試行錯誤の結果、1番映える様に僕の自室に飾ってある

 

いやぁ最近 ようやく 僕の考える最強のディスプレイが完成したから良かった、完全に自己満足だし 異論は認めるつもりは無い

 

大体、僕の自室に入る事が出来る友達・友人が極端に少ないしね?

 

今年も運が良ければ、大人のファイズドライバーみたいに掘り出し物が見つかるかも知れない、それは楽しみだ

 

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