前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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442. 第2次 修学旅行 ・ 到着

 

 

ヘンリに強制映画視聴を課す事 約6時間、余す事なく布教を済ませているとリューネの国際空港に到着した

 

なかなかに良い布教が出来たと自画自賛しておこう

 

それから旅客機を降りて到着ロビーで自分の荷物を回収して、グループ毎に固まって 司馬(しば)先生を目印にバスへ向かうわけだけど、4人がまた大くじ引き大会をしていたが、例に漏れずスルーしておく

 

前回のベルカと違い、リューネ語が分からないから迷子になったら とても面倒な事になってしまう

 

頼れる人がヘンリを除くと、めちゃくちゃ偉くて忙しい人しか居ないからね、うん

 

マリアとか日本に居るし、なおさらだ

 

そう言う訳で無事に迷子になることも無くバス停留所へと辿り着き、クラス単位で割り振られているバスでキャリーケースを預けて、ニコニコしているハジメを伴いバスに乗る、どうやら今回の勝者はハジメの様だ

 

 

「漸く勝ち取れたよ」

 

「うん、お疲れ様?」

 

「ありがとう、カナリアちゃん」

 

 

余程嬉しかった様子のハジメに抱き締められ、紗夜(さや)冬彩(かずさ)程ではないが、間違いなく僕より大きい母性を感じる

 

紗夜も冬彩も(なぎさ)もヘンリも、ソコソコ大きい部類だと思うし、ニナは先4人には劣るけど上の下ぐらい、ハジメは中の上ぐらいに位置しているのかも知れない

 

まぁ 同世代又は それ以上で僕程の平たい胸族の民は、そうそう見たことないけどね?

 

 

「海沿いの道だね」

 

「確かトリスタン領だったかな?」

 

「トリスタン領って、確かリューネの西側だったよね?」

 

「そうだね、リューネって それなりに広いし 毎年 順番に2〜3箇所?ずつピックアップしてるらしいよ、あと王都は固定だとかなんとか」

 

「そうなんだ」

 

 

ベルカの時とは違い内陸ではなく海沿いの道を進み最初の目的地へと向かっている車窓からの景色に魅力され、スマホで写真を取りながらハジメと会話をする

 

そういえば去年ベルカに着いた時のバスも隣に座ってたのはハジメだったなぁ

 

偶然って凄い

 

それに旅客機搭乗前の天気予報が嘘の様に晴れてくれて、本当に良かった

 

僕は びしょ濡れでも風邪をひかないし水中呼吸が出来てしまうから大丈夫だけど、僕以外・・・ヘンリも除いたクラスメイト&同級生諸君 及び 先生達は風邪をひいてしまうし、水中呼吸ができないから溺れてしまうからね、うん

 

 

「最初の目的地って、何処だっけ?」

 

「なんだっけ? 旧トリスタン家の資料館とかだった様な?」

 

「旧トリスタン家?」

 

「そう、旧トリスタン家」

 

相変わらず僕の質問をハジメは嫌がらずに答えてくれる

 

旧トリスタン家、世界史の授業で習った内容の1つ

 

世界的大災害である統合騒乱、それは別の世界同士が衝突し融合・対消滅をする事で新しい世界が誕生する現象だ

 

そんな大災害が地球と異世界が衝突した約27年前の統合騒乱より更に前にリューネが存在していた世界サンクロードとベルカ・オーシアが存在していた世界エルトラントが衝突し第1次統合騒乱が発生して、各国に甚大な被害をもたらした

 

文字通り国が地図から消え、何も無かった海上に陸地が出現したり、陸地が海へと置き換わったり、それはもう地獄の様な光景だったらしい

 

その後の復興する過程でオーシアにいた立花博士が、当時王妃であったシャルロットの要請で、第1次統合騒乱で当主 及び 主要人物が死去してしまったトリスタン領を預かり、一代で 世界に名を轟かせる大発展をさせた訳だ

 

旧トリスタン家資料館とは、その時に死去してしまった元々トリスタン領を運営していた一族の遺品や資料を収めた資料館の事だ

 

とはいえ、第1次統合騒乱で結構な数の資料や色々が失われているらしいけれどね?

 

それはそれとしても小腹が空いてきたなぁ、バス移動中だけどシリアルバー食べちゃおうかな?

 

 

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