前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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444. 第2次 修学旅行 ・ 1日目 2

 

 

去年も そうだったけど修学旅行初日は移動がメインかつ旅客機による長時間移動で疲れてしまっている事を考慮されていて旧トリスタン家資料館で見学した後は、屋敷周辺を軽く散策し献花台に自主的に献花して1日目が終了して、宿泊地へと向かう事になった

 

そんなこんなで例に漏れずリゾートホテルに到着し、去年泊まったホテルと比べても豪華だなぁ〜と思う

 

それからハジメに言われホテル前で集合写真を撮ってからキャリーケースを引き連れロビーに入ると、若宮ギルド並みに広くて感心する

 

 

「去年もだけど斑鳩(いかるが)って修学旅行に妥協しないんだね」

 

「そう? 私が泊まるホテルは、いつもこんな感じだけど」

 

「私も〜」

 

「私も」

 

「ぼく は場合によりけり、頓着しないからね」

 

「忘れがちだけど、君らは社長令嬢ばかりだったね、うん」

 

 

ヘンリ以外の3名が 僕の呟きに首を傾げながら言うので、この3名が社長令嬢のお嬢様な事を思い出す

 

全員 それなりのパワーを持つ会社を経営する親を持っていた筈だ

 

ついでにヘンリは一国の王女ではあるが、花より団子のタイプだから部屋に お金をかけるぐらいなら食事に使うのだろう

 

 

「そこ〜 積もったり積もらなかったりする話は部屋に荷物を置いてからにしてね〜? 受付の人も困っちゃうから〜」

 

「はーい」

 

 

上級家庭と中級家庭の差を噛み締めていると、僕達以外の大半の生徒が鍵を受け取り部屋へ向かっていた様で司馬(しば)先生に注意されてしまい、ハジメがパタパタと受付へ行き鍵を受け取りに行く、これは反省せねば

 

それから鍵を貰ってきたハジメを先頭にエレベーターに乗って部屋へ向かい、トラブルも無く部屋に入室してキャリーケースを適当な場所に置いてソファーに座り一息つく

 

なんか疲れてしまったなぁ

 

 

「高層だからかテラスは無くてガラス張りで、外に街並みが見えるよ〜」

 

「本当だ〜」

 

「こう見ると、趣きのある街並みだね〜」

 

「お腹空いてきたなぁ」

 

「確かに、機内食を食べて以来だしね」

 

 

窓からの景色を眺めているハジメ・ニナ・ムツキを横目に、花より団子の僕とヘンリは空腹の話をする、本当 個性が分かれるよね うん

 

 

「えーっと・・・読めないけど、雰囲気的に1〜2階にカフェとか食事処がありそう?」

 

「任せてカナリア、どれどれ? 1階にカフェ、2階にレストランがあるね、一応 コンビニも1階にあるよ」

 

「なるほど、ありがとうございます」

 

「もーまんたい」

 

 

部屋に置いてあるパンフレットを広げてみるが、リューネ語で書かれていてサッパリ分かっていない所にヘンリが救いの手を差し伸べて翻訳してくれたので感謝の意を伝えるとドヤ顔でコロンビアする

 

 

「みんな、僕 少しお腹空いたから軽く食べに行くつもりだけど、君達はどうする?」

 

「部屋に居ても飽きるし、私は行こうかな」

 

「カナリアちゃんが行くなら私も」

 

「なら私も、1人で部屋に居ても暇だし、ついでに散策も悪くないと思うし」

 

「れっつごー」

 

 

僕はハジメ・ニナ・ムツキへ声をかけると、全員で向かう事になったのでヘンリを先頭に1階へエレベーターで降る

 

そこそこ高層なだけあって1階まで数分の時間がかかりエレベーターを降りてカフェの方へ進みだし、少しして僕は悪寒を感じて辺りを見渡す

 

 

「どーかした? カナリアちゃん」

 

「いや・・・なんか悪寒がしてさ? 」

 

「えぇ? 大丈夫?」

 

「大丈夫 大丈夫、僕は風邪をひいた事ないし、多分 そう言うのじゃないから」

 

 

僕の真横に立っていたニナに周囲を確認している様子を見られてしまい、尋ねられたので 誤魔化さずに答える

 

少々身に覚えのある悪寒だったので、僕の勘が正しければ 悪寒の原因が近くに居る筈なのだ

 

そして予想通り、見覚えのあるピンク髪の女子制服を着た高校生風な女性が黒髪長髪の推定30歳前後の男性医師と腕を組んで歩いているのが見えた

 

なんで居るのだろう? 偶然にしては出来すぎているような?

 

 

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