前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
なんだか触れたらダメな気がしたので意図的に触れずに、甘さMAXコーヒーを飲み切りシュミレーター室へ戻ると、空間投影された大型ディスプレイで映像が流れていて、なかなか筋の良い子がいる様で同級生が沸いていた
「あ、おかえりカナリアちゃん、ヘンリちゃん、今 ハジメちゃんが小隊組んで小規模ダンジョン攻略してるよ」
「ただいま、ん? ハジメちゃんがなんて?」
「もしかして、ハジメが小隊長しててフロアが沸いてる?」
「うん、そうだね」
「ハジメちゃん、凄いなぁ」
僕達が戻ってきた事に気付いたニナの言葉を聞き返答し引っかかったので聞き返すと、ヘンリが疑問を感じた部分を補足してくれた
ハジメは今日が初めてのシュミレーターの筈なんだけど、才能があったのかな? それとも接待モードの難易度なのか
「ヴァンツァーは凄いね、間接思考制御で動いてくれるから」
「学習型?で意識しないでも動かせるとか、なんとか」
「歩く・走るは慣れなくても ある程度は大丈夫だけど、経験が無いからホバリングとか飛行は難しいみたい」
「なるほど、それは確かに」
僕やヘンリの様に魔力保有している者でも飛行魔法を使用出来る者は極一握りしかいない、ましてや魔力を持たないニナやハジメ達が経験した事がある訳もないので、ニナの言葉には納得する他ない
ヴァンツァーは基本的にイベントで展示される事はあっても、搭乗体験までは実施されないしね?
「あ、ダンジョンボスを撃破したみたい」
「タイムはどれぐらい?」
「30分ぐらいかな?」
「早いね」
「ねー」
大型ディスプレイを見ながら会話をしていると、僕とヘンリには見慣れた魔力素子へ解けていくモンスターを見てニナが言いタイムを聞くと、予想より大分早かったので、素直な感想を言うと ニナも同意してくれる
「いや〜楽しかった、ワンチャン ヴァンツァーパイロットも進路にありかもね」
「ハジメちゃん おつ〜」
「お疲れ様、楽しかったなら良かったよ」
「ハジメ、才能あるね ぐっど」
「ハジメちゃん、指揮官の才能もあるね」
ダンジョンボスを撃破出来てご満悦のハジメがシュミレーターから降りてきたので迎え、労いの言葉をかける
本当、ヘンリとムツキの言う通りハジメには才能があると思う、少し羨ましい、僕にはリーダーシップが乏しいからね
「そこの2人〜 シュミレーター空いてるよ〜 」
「せっかくだし、体験してみようかな」
「滅多に体験出来ないしね」
「頑張ってね〜」
「がんば〜」
「武運を」
なんと言うか、棺桶? ポッド? みたいな形状の装置の中へ入ってスイッチを押すと自動で座席の様な形へ変形し、楽な体勢になる そして気付けばヴァンツァーを纏っている状態になっていた
「これは・・・フルダイブか、なるほど」
「フルダイブ型MMOの原型・雛形を作ったのは おばさんだからね、まぁ順序は逆なんだけど」
「ヴァンツァー シュミレーターが先で、フルダイブ型MMOが後って事ですね」
「そう言う事」
あまりのスムーズさに驚きながら呟くと、隣でログインしたヘンリが答えてくれる
そして、相変わらず立花博士は無茶苦茶凄い人と思う、こう言うのは知識があっても技術を確立させる手段を研究・開発しないといけないから、物凄く大変なのだろうと、想像に難く無い 正直 僕には無理だと思う
頭を使って開発・発明に僕は向いてないしね、僕が出来るのは せいぜいC4の工作とプラモデル作成 ぐらいのレベルだ
頑張れば愛車のオーバーホールとかも出来るかも知れないけれど、最高到達地点は その辺りだと思う
だからこそ、純粋に立花博士を尊敬している、顔は怖かったし性格は かなり愉快だったけども、うん