前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
なんでかは分からないがメンバーによる可愛がりを受けた後、施設見学 午後の部が行われて、誕プレで送られてきた銃火器が製造されている所を見て、僕個人的には満足出来た
それから相変わらず高そうなホテルに宿泊し、翌朝 朝からモリモリ食べて1日のエネルギーを確保し、大くじ引き大会で勝利したヘンリが絶妙なドヤ顔をしているのを見なかった事にし、バスに乗り込む
相変わらず敗北した3名はあからさまに肩を落としているが、そっとしておこうと思う、下手に触るとヤケド? しそうだしね? うん
そう言う訳でバスが走り出したので
「今日は王都まで移動するんですよね?」
「そうだね、通常 陸路だと・・・3日ぐらい掛かる筈だよ」
「修学旅行の日程では、あと2泊だった様な?」
「うん、だから基本はショートカットを使う」
「ショートカット?」
「うん、暫くしたら見えて来る筈」
流れる景色を見ながらヘンリへ何気なしに尋ねると、彼女はニコニコしながら答えてくれるが、ショートカットが分からず 首を傾げて更に尋ねると、少し誤魔化された様な返答が返ってくる
ショートカット、この場合は 当たり前だが髪型ではなく 近道の方を指しているのだろう、と 言う事は転移門か何かがあるって事だろうか?
まさか観光バスがSFよろしくワープ走行する訳ではないと思うからね、うん
それから暫くバスは順調に走り、高速のサービスエリアの様な景色になり、物々しい武装をした人やヴァンツァーが周辺警戒をしているのが目に映る
「はーい、此処で一旦 休憩になります。みんな 降りて順番に休憩とかしてね〜? あと荷物検査を要請されたら イキって逆らわない様に、冗談抜きで拘束・拘置所送りとかあるからね〜」
「いや、サラッと怖い事を言わないで欲しいなぁ」
「
「それはそうですね」
司馬先生の軽い脅しに小声でツッコミを入れつつ、バスを降りてサービスエリアの建物へ向かい、お花を摘んでくる
そしてチェーンコーヒーショップで甘さMAXキャラメルマキアートを購入し、建物を出て 僕達が乗って来たバスが物々しい装置で検査されているのを眺める
「この先にある転移門は貴重品の塊だし、良からぬ事を企てる馬鹿が少なからずいるからね、仕方ない」
「陸路で3日が片道数時間に短縮される訳ですしね? 厳しい規則があるのも致し方ないですよ」
「そうだね、伝染病の宿主になってる小型生物も居るし、政治の中枢である王都でパンデミックとか洒落にならないしね」
「それは確かに」
僕の隣にやってきて無糖ブラックを飲みながらヘンリが言う、ダンジョン外の転移門は やはり厳しく管理をしなければならない
違法薬物や違法に流通する武具、そして伝染病 そのいずれも蔓延させてはならないモノだ
だからこそ、転移門を使用する車両は厳しく検査をされていて、武装した警備員やヴァンツァーが闊歩している
「みんな〜 検査が終わったからバスに乗ってね〜」
「どうやら無事、問題が無かったみたいだね」
「その様ですね」
司馬先生の声を聞き、飲んでいた甘さMAXキャラメルマキアートを飲みきりゴミ箱へと捨てて、バスに戻る生徒の群れに紛れる
その後、司馬先生がバスに乗り点呼を実施してクラス全員が居るかの確認が行われた、こんな場所に残されたら絶望しかないしね?
それからバスが再び走り出したが徐行で ゆっくりと進み黒紫色の石材みたいな材質で紫色で向こう側が見えないモノ中に入り、次の瞬間 先程の景色とは全く違う場所になっていた
山の中の様な景色から平野になり、少し驚いてヘンリを見ると 謎のドヤ顔をしていたので、何度か経験済みの様だった
ダンジョンでは転移門を幾度となく経験しているから、慣れていた つもりだったけど、そんな事は無かった