前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
その後も近年史を見ていると約50年程前に、大災害である第1次統合騒乱が発生し、リューネ内外で大変な被害をもたらした事が記録されている
「文字通り国が消滅して、何万人・・・いや、数千万人以上の人が亡くなってしまったんだね」
「そういえば カナリアちゃん、旧トリスタン家 資料館で献花台に献花してたよね? 」
「え? うん、そうだね? だって ほら、旧トリスタン家は第1次統合騒乱で一族の殆どが死亡 ないし 再起不能になってしまったから、立花博士 こと 立花
「カナリアちゃん、偉い」
「自己満足だから、偉くないよ」
文字通り世界規模で起こった大災害に居た堪れない気持ちを抱き、ハジメに尋ねられ、答えると 褒められたので 僕の自己満足だと言う
実際、献花しようとしまいと
でも、悼む心は大切だと思うし、個人の自由だと思うから 僕は強制はしないし、したいからした それだけの事だ
「その後は災害復興に尽力しつつ平和な時代が数年流れて リューネ現国王グンジョウ・・・当時は王太子が 復活した魔王との戦争に突入? 」
「グンジョウ陛下率いる対魔王討伐隊か〜」
「リューネの英雄だね」
「こう言ったら失礼かもだけど、ブリリアント王家って呪われてる?」
「1世代毎に存亡の危機に瀕してるしね」
なんとも言えない空気になったので、無理矢理 次の時期へと移る
この災害復興期に立花博士はシャルロットの要請を受けてオーシアからリューネへ移住して、もう基盤ボロボロだったリューネを文字通り生まれ変わらせる程に技術革新と生活水準の進化をもたらし、近代化させ近未来にまで昇華させた訳だ
少々歪な進化ではあるが、様式美も必要ではあるし 致し方ない
第1次統合騒乱から約5年は比較的平穏だったが、たった十数年で魔王が復活して、当時 王太子だったグンジョウをリーダーに討伐隊を編成し局所的戦闘を交えながら鎬を削る事になる
そしてキツく長い魔王戦争の中でグンジョウは立花博士の次女であるユエと恋仲になり、彼女と共に戦場を駆けていった様だ
あとハジメが言う様にブリリアント王家は 少なからず呪われていると思う、何せ1世代毎に国の存亡に関わる危機に瀕している訳だし?
「なんか色々と目を疑う事が記されているのだけど、これって盛ってるよね?」
「不治の呪いを付与する魔槍って、特級呪物じゃん」
「残念ながら盛られていないし、そもそも魔王の遺物は特級呪物以外のナニモノでもないよ」
「・・・そういえば、魔王戦争を題材にした映画や小説が出てましたね」
「映画がルトル、小説は永遠網2世だね」
流石に盛ってるでしょ? と言う反応をするニナとムツキに、ヘンリが割と真顔で史実だと伝えると、2人は やや引いた表情をして黙ってしまったので、僕は 敢えて 直接は関係ない話題を出すと ヘンリは律儀に答えてくれる
なんというか ルトル監督、自国の王族相手に度胸が据わり過ぎていないかな? 確かにグンジョウの幼馴染枠だから多少は許されているのかも知れないけれど、少々容赦が無さすぎる
あと永遠網2世って、絶対に永遠網の子供か何かでしょ?
親子2代に渡って王族の色々を観察して記録に残すなんて、ヤベぇ一族としか言えない
因みにルトル監督の映画は、なかなか面白かった 先のシャルロットがヒロインの映画 同様、アクションが豊富だった
ただ主人公であるグンジョウが、少しジメジメしているタイプで見ていてもどかしい気持ちになったけど、全体的には悪くないと思う
あとはクオンが主人公の映画を残すところ だけど、カルフィナボート内の出来事を映画に落とし込むの大変そうだなぁ