前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
近年史展示を見終わり昼食を食べた後、見学を再開し施設内を練り歩いて外に出ると、第1次 及び 第2次 統合騒乱被害者追悼の献花台があったので花を購入して献花し、手を合わせておく
その後、バスに乗りホテルに向かうと 何だか見覚えのあるロゴ?がしるされているのが見え、やっぱり高そうなホテルだなぁ と思う
そんなこんなでホテルにチェックインする時に、凄い表情で大くじ引き大会をし始めたメンバーを横目に、エントランスを見渡して
「前に泊まったホテルだ・・・ん? 」
何だか足元が揺らいだ気がしたので、背後で乾坤一擲と大くじ引き大会をしているメンバーを放置して足元を見ると、影が僅かに揺らいでいた もしかして修学旅行が始まってから ずっと潜んでいたのかな?
僕は不自然にならない様にソファに座り
「ワカモ? いつから僕の影に入ってたの?」
「とうとうバレてしまったな 主よ、いつからか? と言う問いに答えるならば、リューネに到着し入国審査を受けた直後だな」
「そんな前からなんだね」
「うむ、この手の隠遁は吾の経験上 そうそう気付かれぬしな」
パンフレットを見ているフリをしながらワカモへ小声で話しかけると、彼女は粘らず 素直に返事を返してくる
僕の 概ね予想通りのタイミングから影に潜んでいた事に少し驚いてしまう、約3日も自分の異変に気付かないなんて、少々 鈍感な気がするしね、うん
「さて、バレてしまったからな 潜む必要もなかろ」
「君は本当に変幻自在だね」
「この程度、吾には児戯よ」
影から出てきてワカモはチワワサイズで僕の膝に乗り言う、確かにワカモにとっては簡単な技術なのかも知れない、何せ九尾の霊狐だし
「カナリアちゃん お待たせ、部屋割りが決まったよ〜? 」
「あれ? どこで拾ったの? 子犬・・・ん? 子犬じゃない、狐? え?」
「うわ〜毛並み綺麗〜」
「とうとうバレてしまったみたいだね?」
「あぁみんな、お疲れ様」
ワカモと触れ合っていると壮絶な部屋割りが終わったらしくメンバーが僕の元にやってきたので、一応 労っておく ヘンリ 君は気付いていたなら教えて欲しかったよ?
そんな訳でヘンリを除くメンバーがワカモに釘付けになっていて、ムツキが手を伸ばそうとしていたので
「ムツキちゃん、ちゃんと許可を取らないと噛まれるかもよ?」
「え? あぁうん そうだね? ごめんなさい、カナリアちゃん 撫でても良いかな?」
「僕にじゃなくて、当人にって意味なんだけど・・・」
「お主等は
「あ、はい」
ムツキに軽く注意すると僕に許可を求めてきたので、ワカモへ許可を貰う旨を伝えると、ワカモが軽く笑い言う そういえば自称子供の味方だったなワカモ
それはそれとして急に喋ったワカモに驚いてムツキが宇宙ネコみたいになってしまったが、仕方ない うん 仕方ない
「部屋割り、どうなったの?」
「3人部屋がカナリアちゃん・私・ニナちゃん、2人部屋がヘンリちゃんとムツキちゃん になったよ」
「そっか、なら行こう? いつまでも此処に居たら邪魔になっちゃうし」
「それもそうだね」
「ムツキちゃん、しっかりして〜」
僕は立ち上がりワカモを右肩に乗せてハジメに尋ねると、部屋割りを教えてくれたので、部屋に移動する旨を伝え ムツキを介助しながらエレベーターホールへ向かう
そういう訳で一旦荷物を部屋に置いてから、僕達3名の部屋に集結して 他愛ない話をしたりする
「ワカモ、僕も変化の術 覚えられるかな?」
「覚えられるのではないか? 高等魔法の部類ではあるが、主ならば問題なかろう」
「つまり習得して X年後の僕を作り出せる訳だね」
「理論上は可能だが、仕組み的にはイメージがなければ失敗するぞ?」
「なるほど」
他愛ない話をしていて、ふと気になったのでワカモに尋ねると そんな事を言われる、やはり そうそう上手い話はないみたいだ