前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
なんとも僕に甘い三男にイベントの交渉を一任する事を決めて、その後も軽くスケジュールの確認をする
それから特に問題も起こらなかったので帰宅し、修学旅行での疲れを癒そうとしたら、母に猫可愛がりされる事になった
うーん、やっぱり僕は甘やかされているなぁ
夜勤シフトの父が不在なのを良いことに僕は母により抱き枕にされ就寝し、危うく窒息死しかけたけど まぁ致し方ないと思う、我が母の母性は大きいのだ
そういう他愛ない日常を過ごし、修学旅行から早くも約2週間程の時が経ち、撮影を終えて休憩スペースでワカモを枕にソファを占有していると
「今日は お疲れ様の様ね? カナリアちゃん」
「普段なら1つ か 2つですけど、今日は短めを4本撮影したので・・・」
「お疲れ様、カナリアちゃん」
「ありがとうございます、
半分溶けてる僕を見た紗夜が笑みながら現れて、そんな事を言ってきたので返すと労いの言葉をかけてくれたので、お礼を返す
やはり人間、慣れない事をすると とても疲れてしまう 主に精神的に
「そういえば、もう12月に入りますけど、紗夜ちゃんは進路 どうするんです?」
「 私の進路? 経営学とか学びたいから
「なるほど なるほど」
ふと 思い紗夜へ尋ねると、紗夜は僕が占領しているソファの空いた部分に座り答えてくれる
まぁ空いた部分といっても僕が軽量コンパクトボディのせいで、ソファには余った部分が多いのだけども
「カナリアちゃんは、どうするの? 2年生も 残すところ約3分の1だけれど」
「正直、悩むまでもなく 何も考えていなかったんですよねぇ」
「今からでも遅くないわ、考えましょう?」
「そうですよね」
何気なしに聞いた質問を返されたのだが、全く進路を考えていなかったので素直に答えると、僕に甘い紗夜に珍しく呆れられ軽くたしなめられてしまう
実際の所、僕の非でしかないから甘んじて受け入れよう
「あ、
「
「なんだか、具体的な将来設計ですね? でもお相手が居ないとダメなのでは?」
「居ますが?」
「はい?」
「カナリアさん、私には許婚がおりますので ご心配には及びません」
「えぇぇ?!」
「カナリアちゃんが、珍しく大きな声を・・・」
「よもや、よもやだ」
倉庫番の仕事が一段楽したのか冬彩が休憩スペースへと現れたので、参考にしようと思い尋ねると、具体的過ぎる将来設計を口にしたので 流石に子供を単一生殖で産む事が出来ないから、相手を探す必要があると 意味で言うと、何故か冬彩はキョトンとして 衝撃的な事を言い出すので、あまりに驚いてしまい、身体を起こし冬彩を見て叫んでしまう
「い、許婚? 許婚が居るんですか? 冬彩さん」
「はい、産まれた時から それに相手を探す手間が省けて助かります」
「なんか・・・ドライだ・・・」
「冬彩は ドライな言い方をしているけれど、ちゃんと相手の事を好いているのよ?」
「好きでも無い相手、許婚とはいえ私は嫌ですし、当然では?」
「なんだか、良くわからなくなってきた・・・」
「ははは、主には まだ早い世界だったのかも知れぬな」
冬彩は 全く表情に変化がなくて、感情が読みづらく僕は混乱してしまうと、ワカモがカラカラと笑う
流石は経産婦、こういう物にはアドバンテージがあるから 僕から何も言い返せない、無念
とりあえず再びワカモを枕にして寝転び、シミ一つない天井を眺めて 進路に ついて考える
僕は何をしたいのだろう? 配信者も無限に続けられるわけでもないだろうし、キチンと考えなきゃな