前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
金属ボウル山盛り2つ分へ肉の分解を終えると、ワカモに託していたジャガイモの下準備も終わった様で、綺麗に金属ボウル山盛りに鎮座しているのが見える
「さて、漸く具材の下準備が終了したので、玉ねぎを炒めて行きたいと思います」
「本格的だな」
「量が多いとはいえ、手を抜いたらカレーに失礼だと思うしね」
「我が主は偉いな」
【カナリアちゃん偉い】
【やはりカナリアちゃんは天使】
【かわいいはせいぎ】
【全ての食材に感謝を】
配信開始時は僕に厳しめだったワカモが、甘い通常モードになっていて、何ともハードルの低い事で僕を褒めてきて、視聴者もワカモに便乗して各々が好き勝手な事を書き始め、中には食材に感謝を示す人まで現れる
うん、食材に感謝する事は僕も素晴らしいと思うから、便乗しようかな
「全ての食材に感謝しながら玉ねぎを炒めて行きます、沢山あるので頑張って炒めますね?」
「吾も玉ねぎを炒める事としよう」
「うん、よろしくワカモ」
「任せよ、さて手は多い方が良いな」
「んぇ?」
【食材に感謝出来て偉い】
【漫然と食べずに感謝して食べよう】
【あれ? おかしいな、ワカモ氏が増えた様に見える乱視かな?】
【安心しろ、ワイにも増えてる様に見える】
視聴者に便乗して食材に感謝する事を告げ、玉ねぎを炒める為にクソデカフライパンを収納魔法から取り出して、簡易レンジに置くとワカモも協力してくれる事になり、気付けばワカモが5人に増えていて 各々がクソデカフライパンを携えていた
「えーっと・・・幻術?」
「某練り物忍者風に言うと影分身の術だな」
「分身かぁ、良いね」
「だろう? 便利なのだ分身」
【息をする様に、サラッと分身を披露しないでw】
【せめて、予告とか宣言とかしてもろてw】
【確かに分身は便利そう】
サラッと分身していたワカモの話を聞きつつ、ふと尻尾の数が減っている事に気付く
尻尾2本が4人、尻尾1本が1人と言う具合で そこから予想するに本人含めて最大9人まで分身が可能なのだろう、多分
「では吾達よ、死ぬ気で地獄の鍋振りを始めるぞ?」
「「「「応!」」」」
「巫女風美少女がクソデカ鉄フライパンを振ってるの、なんか絵面が妙だなぁ」
「ははは、確かにな」
【地獄の鍋振りとかw】
【量が量だもんなぁw】
【ワカモ氏、クソデカフライパン振りながら笑ってる、凄い】
各々のクソデカフライパンへバターを入れて溶かしてから玉ねぎを投入して炒め始めて貰う訳だけど、微笑みながら結構な重量のあるクソデカフライパンを振って玉ねぎを炒めているのは、流石に凄いと言わざるを得ない
「では玉ねぎはワカモ達に任せるとして、僕は お肉の予熱?をして行こうと思います」
「うむ、玉ねぎは任せよ」
【そうか、肉もあったな】
【今の時点で美味そう】
【それな】
簡易レンジを もう1つ設置してクソデカフライパンを乗せて温めながら山盛りボウルと空のボウルを用意し、加熱が出来たフライパンへバターを1片入れて溶かし、無造作に肉をトングで掴んでザバーと入れて焼いていくと良い匂いがし始める
「良い匂いです」
「やはり肉は良いな」
【あ〜肉の焼ける音〜】
【くっ・・・また飯テロが始まったか】
【こりゃぁまたウーバーはパンクかな?】
【もうステラ・アークでフードデリバリー事業を始めたら良いんちゃう?w】
【アリだなw】
肉の焼ける良い匂いに反応して、僕の腹の虫が主張をし始めるのを自覚しつつコメント欄を見ると、ウーバーが またパンクするんじゃね? 的なコメントが書かれていて、ステラ・アークでフードデリバリー事業を始めた方が良いんじゃないか? みたいなコメントが流れてくるのが見える
確かに視聴者の言う通りかも知れない、不定期だけど飯テロ配信してるしね? 僕
あれ? 似たような話を