前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
フードデリバリー事業に関しては、今 僕が考えていても仕方ないので一旦思考放棄して、肉を焼き続け 2個ほどつまみ食いする
「まぁまぁ焼けたかな?」
【あまりにも自然な つまみ食いw】
【まぁ味見は大切よなw】
【自然過ぎて見逃す所だったw】
【肉、美味そうやなぁw】
焼き上がった肉を金属ボウルに入れ、次の肉を投入する工程を繰り返し生肉を焼肉?に作り変えていく
僕が肉を焼き終える頃には、玉ねぎを炒めていたワカモも作業が終わった様で、僕へ9尾に戻り微笑みを向けていた
え? もしかして まだ余裕がある感じ? 凄いね君
「だいぶ 時間が掛かってしまいましたが、ここからが本番ですね」
「そうだな、漸く下準備が終わった所だ」
「そう言う訳で、ワカモに頑張って炒めて貰った玉ねぎをドラム缶へダバー」
【唐突な擬音w】
【かわいいからよし】
【具材切って玉ねぎと肉を炒めた所だもんねぇ】
大量の炒め玉ねぎをドラム缶に入れ、ニンジンとジャガイモを投入し
「本当はニンジンもジャガイモも炒めた方が良いのですが、量が膨大なので 今回は手抜きで行きます」
「誰に迷惑をかける訳でもないし、良いのではないか?」
「ありがとうワカモ」
「構わぬよ」
【まぁ確かに お店とかなら まだしも、ライブ配信は 趣味の延長だしね】
【自分と周囲ぐらいの規模だし、モーマンタイ】
【お仕事じゃないから大丈夫】
【ワシ等はカナリアちゃんが好きに生きてる姿を見たいだけなのじゃよ】
下準備で大分 疲れてしまったので一部工程をスキップする事を視聴者へ告げると、優しい言葉がコメント欄に流れてくる
やはり カナリア ちゃんねる の視聴者は優しい人ばかりだなぁ
そんな事を考えつつ全ての炒め玉ねぎ・ニンジン・ジャガイモをドラム缶へ投入した後に、水魔法でドラム缶へ水を入れていく
「煮るし少し多めに水を入れておきましょう」
「そうだな」
「ではドラム缶を水で満たした後、申し訳程度の蓋をして水が沸騰するのを待ちます」
「主よ、着火されておらぬぞ?」
「アレ? そういえば そうだった、うっかり うっかり」
【あぶねーw】
【ワカモ氏 ナイスw】
【火を着けてないのに水が沸いたら、それは怪奇現象だしなw】
変にキャンプコンロとかを使ってドラム缶に穴が空いたら嫌なので薪を組み上げ手早く
流石に少し疲れたなぁ
「主よ、疲れたであろう? 火の番は吾がしておく故、暫し休むが良い」
「でも、まだスパイスの調合が終わってないよ」
「なに、吾が9馬力でやれば香辛料の粉砕など、すぐに終わる故 気にせず少し休め」
「分かったよワカモ、少しお願い」
「うむ、任せよ」
【確かにカナリアちゃんが見るからに疲弊しているから、休憩が必要だね】
【流石はワカモ氏、分かってる】
【素晴らしい】
【相変わらず艶々な御尻尾】
僕が疲労している事をワカモに見抜かれてしまい、言い含められた後に艶々ワカモ尻尾を手渡され抱いていると、ウトウトし始めてしまう
本当にワカモの尻尾には安眠効果があるなぁ とか思っていたら 何か見慣れた図書室に立っていた
「あれ? 図書室・・・図書室か」
入り口に棒立ちしていても邪魔だろうと思い、移動すると なんか物凄く広くデカくなっている事が分かったが、少々離れた場所の広い廊下の真ん中に転がる金属ロッカーを鬼の形相な上に高速詠唱しながら絶え間なく蹴り続けている黒髪の女性が目に入り、思わず足を止めて すぐさま左側の本棚へと身を隠す事を選択する
アレは関わってはいけないタイプの人(推定)だ、間違いない
それはそれとして、なんで僕は聖導教会やヴェスタ神教の教会へ礼拝している訳でも無いのに、
アレかな? また