前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ヒステリックな女性の所業を隠れながら様子見しつつ、自分が
「へぇ〜、気付かれない様に近付いた筈だけどな〜」
「あまりやると、また男神に怒られてしまいますよ?」
「男神は優しいから、これぐらいは許してくれるもーん」
「・・・え?」
本棚の続く先の陰からハロウィンの仮装で よく見るシーツオバケの様な様相の声からして女性が僕の様子を見て面白そうな反応をしているのを、イオン様が困った様子で窘めていて、僕は困惑してしまう
困惑の理由は色々あるけれど、まず このシーツオバケはイオン様より神格が上だと本能的に理解出来ている事、そんな神格上位者が平仮名で『じゃしん』と書かれた ふざけた シーツ?を身に纏っている事に、僕はどう反応していいか分からなくなる
彼女の意思1つで僕程度の転生者は、文字通り塵芥の如く消滅してしまうだろう
「すみませんカナリアさん、コチラの邪神は私達の上司に当る存在なのですが、見ての通り ふざけた存在でして どうかご容赦ください」
「ひどい、イオンまで あたしを邪神って言った〜」
「自業自得でしょう? これまでの自分の行いを振り返って下さい、何度も世界滅亡の危機を招いているでしょう?」
「ぶーぶー」
「あ、あー・・・はい」
イオン様による謝罪を聞きつつフロッティを収納し、邪神とイオン様のやり取りを見て、イオン様って上司にも容赦ない事言うんだなぁ と思う
「あのー、あそこでヴェスタ神入り金属ロッカーを蹴りながら呪詛を高速詠唱し続けている女性は、いったい? 」
「あー、あのヒステリック? アレは
「
「そうそう、ナイス イオン」
「どうも」
邪神に深く触れてしまうと良くない気がしたので、あからさまに話の流れを切り替える為に、ヒステリック女性について尋ねると 邪神とイオン様は、特に隠すつもりもないのか 教えてくれる
彼女が紗夜の祖母である真子か・・・あれ?
「あの真子さんって、転生の資格が無いのでは?」
「うん、資格無いよ? そもそも粛正で処したからね〜」
「彼女は気合いと根性と執念で、
「え? 気合い? 執念? 来れるのですか?」
「前例が無い訳ではありませんよ? それも2回」
「えぇ・・・?」
僕の疑問に邪神とイオン様が答えてくれたのだが、なんとも言えない事を言われてしまい、反応に困ってしまう
「資格もないのに信念と忠誠心だけで隠世へ到達した方、その名を
「た、ターニャさん? 凄いですね」
「えぇ、驚愕すべき偉業ですね」
イオン様は続けて説明をしてくれ、偉業を達成した人物を教えてくれたが、まさかターニャさんだったとは予想していなかった、本当に凄いな
「ターニャに関しては そんな具合なんだけど、ヴェスタが蹴られる理由は、誤解? が有ってヴェスタが原因だと真子は思ってるみたい」
「誤解? ですか?」
「うん、気付いてると思うけど、カヅっちゃん とか なっちゃん とか ナズナとか ターニャとか見当たらないでしょ?」
「え? えぇ、気にはなってました」
「うんうん、みんな転生しちゃってね? それでヴェスタは蹴られてるのさ」
「えぇぇ・・・・」
邪神による説明が始まり、気になっていた事柄についての説明もされ、ヴェスタ神は何か八つ当たり?されている事が判明し、少々不憫に思う
それはそれとして、妙に静かな理由も判明したなぁ まさか全員転生していたとは、予想外だ