前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
カナデの性格の出所?を考察していると
「チェックメイトですリカ、リナ? あと3手で詰めますから、よく考えて駒を動かしなさい」
「ああぁぁぁ! お父さん 容赦なさ過ぎ!!」
「ぬぬぬぬぬ・・・」
僕と会話しながら余裕で娘2人とチェスを対局し、片方に容赦なくチェックメイトを掛けるとリカと呼ばれた娘はクレームをつけるが、カナデは涼しい表情でスルーする
対してリナは唸りながら熟考に入り、チェス盤を睨み始める これは かなり集中してるな
「いや〜実の娘にも容赦ないなぁカナデは、誰に似たやら」
「カヅキお祖母様では? それに、娘だからと手を抜く方が失礼だと僕は思いますが?」
「本当、似なくて良い所だけは遺伝すんの、なんだろうな?」
「知りませんよ」
彼の言動から接待プレイしているらしいシンクが肩をすくめながら言うが、カナデにバッサリと切られてしまい、シンクは更に肩をすくめ 僕を見るが 僕を見られても困るだけなので、愛想笑いを返しておく
「あっれー? ヘンリ大叔母さんじゃん、隣の娘は? もしかして大叔母さんの隠し子? あーいや、アレかな? ユウカ大叔母さんの隠し子とか?」
「カナリアは隠し子じゃないよ、ぼく の友達 兼 同僚? 」
「へぇ〜? 私 リカ、こっちで謎の呻き声?を出してるのは、お姉ちゃんのリナ、おじいちゃん に接待オセロさせてるのがユナ」
「あ、うん。 僕はカナリア、こんな見た目だけど日本人です」
「へぇ〜日本人なんだ?」
父親に大敗したリカが僕とヘンリに気付いた様で、息をする様に割と失礼な事を言ってくるが、面白い娘だな と思い 特に追及せずに話を合わせておく事にする
そして今更だけど、親族控え室が静か過ぎる事に気付く、そう 『ヘンリ ヘンリ 私のヘンリ』と秒速18連打ぐらいで騒ぐユウカの姿が見えないのだ
あのヘンリ狂信者がマリア・リリスの晴れ舞台に参列するヘンリの元へ馳せ参じない訳がないので、恐らく何かやらかして禁固刑か何かに処されているのだろう、多分
「リカ、一応 カナリアちゃんはマリアの来賓として日本から、わざわざ来てくれてるんだから、もう少し敬意を持て」
「いやでも おじいちゃん、カナリアちゃん 私と同じぐらいに見えるし、気軽な方が気も楽じゃない? ほら、身長も同じぐらい」
「お前・・・」
シンクが珍しくマトモな事を言うとリカはソファから立ち上がり 僕の隣に立って言う、その様子を見てシンクが珍しく軽く頭を抱え
「リカ、お前 カナリアさんにナマ言ってんじゃないよ、カナリアさんは お前の倍以上の歳・・・具体的には俺とタメだし、未成年にして自分で学費とか払ってる人だぞ?」
「アダム君、酷い〜 叩くなんて〜」
「黙っとれ、アホ
飲み物の入ったグラス片手に現れ ズムとリカの頭に手刀を入れたアダムが説明するが、リカは全くアダムの話を聞いていない様子なのをピシャリとぶった斬り、アダムが僕に謝罪してきたので
「いやいや、大丈夫だよ アダム君、僕にとっては日常茶飯だからね? もう慣れたよ」
「いやいや、それとこれは別だからさ? 筋は通さないと 婆ちゃんに怒られちゃうし」
「確かにな、リカ お前 見た目で人を判断するなって教えたろ? 反省しろ」
「はぁーい」
僕の言葉にアダムは言い、シンクも珍しく真面目に自身の
まぁ確かにアダムの言っている事も、シンクの言っている事も正しい
特にシンクの言う事はリューネでは守らないと、大変な事になりかねない可能性も充分ある
何せ、日本と違って見た目が幼い長命種の人とかいる可能性があるからだ、それも物凄く偉い人で タメ口をきいただけでダメな奴とかね?
リカは子供だが、同時に大貴族テレジア家の娘でもあるのだから、相応の礼節が求められるのである
いやぁ本当、僕は日本の一般家庭産まれで良かった