前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんな公の場で偉い人に会うパーティに呼ばれない一般家庭産まれである事に感謝していると、黒髪青目の女性が同配色の女児2名と手を繋いで現れ
「あれ? またリカは何かしたの?」
「決定」
「事項」
なんとも おっとり とした雰囲気と喋り方でリカが何かした事を察して言う、どうやらリカが何かやらかす のは日常茶飯事の様だ
「あぁお帰りなさいユズリハ、嘆かわしい事にマリアとリリスの招待客であるカナリアさんへ失礼を働きましてね? 今 叱っていた所なんです」
「あ〜 なるほど、そればダメだねぇ? メッだよ? リカ」
「分かったってば〜」
「お前、反省してねぇだろ・・・まぁ良いや、俺は戻っからな」
カナデがユズリハの方を向き状況説明をするとユズリハもリカを叱るが、反省の色の見えない言葉が出てきてアダムが呆れつつ、元いた場所へと戻ってゆき自身の母親であるリオンに飲み物を渡しているのが見える
やはりアダムは出来る男だな、これはモテてそう
「お見苦しい所をお見せしてすみません カナリアさん、彼女は僕の妻のユズリハ、右手が四女のカナ 左手が五女のユズです」
「はじめまして〜 カナデの妻のユズリハです。あっちにいる、妻溺愛家であるクオンお兄ちゃんの妹でもあります。よろしくね カナリアちゃん!」
「はい、よろしくお願いします」
軽く咳払いをしてカナデがユズリハと娘達を紹介してくれたので、挨拶を返すと 凄いニコニコされる、何故?
「噂には聞いていたけど、本当ちいちゃくてかわいいね!」
「ユズリハ? もう少し言い方を・・・」
「別に大丈夫ですよ? 慣れてますし、事実ですから」
「いや〜、本当 カナリアちゃんって寛容だな」
「無頓着なだけですよ、シンクさん」
「ははっ、やっぱりおもしれー」
「父さん!!」
「ははは・・・」
なんとなくリカの失言癖は遺伝の様な気がしてきた、なにせ実母であるユズリハと祖父であるシンクが失言しているのだから
とりあえず愛想笑いで誤魔化していると
「ユズリハにも紹介出来たから、次に行こう」
「はい、ではカナデさん ユズリハさん シンクさん、失礼します」
「ウチの者がすみません」
「またねー」
「おー、またな」
目標達成したのか大人しかったヘンリが口を開き、次へ向かう事を告げてきたので、頷きテレジア家の面々に挨拶をしてヘンリの先導で次へ向かう
「やぁ ぼく だよリーゼ姉様、相変わらず忙しそうだね」
「えぇ、カルフィナボート2 のデバッグやフィードバックも佳境ですから」
「だから、クラリスも死んだ目で作業してるの?」
「あははは〜」
ヘンリがリーゼに声を掛けると、高そうなノートPCを打鍵する手を止めずに答え微笑み返してきて、その隣で同じく銀髪で目の色がレモンイエローの色黒?の女性が高速打鍵しながら笑い始める、え? 怖い
「あの、ヘンリさん? クラリスさん?の眼がキマってるのですが?」
「ん〜 魔剤の飲み過ぎじゃないかな?」
「えぇ・・・」
「すみませんカナリアさん、この娘は私の娘のクラリス、コチラで手持ち無沙汰にソワソワしているのが夫のルージェ、その隣で本から顔を上げないのが息子のハーネストです」
「俺ハーネスト、よしなに」
「はじめまして、俺はルージェ・アクロアイト・テスタロッサ、リーゼの旦那をしている、リーゼの依頼を受けてくれて ありがとな」
「はじめまして、カナリアです。よろしくお願いします」
魔剤、つまりエナジードリンクの過剰摂取でキマってしまっているクラリスにドン引きしていると、リーゼが家族紹介をしてくれ
息子であるハーネストの かなり適当な挨拶とルージェのしっかりとした挨拶へ返事を返す
なんかリーゼのルージェに対する紹介が雑だったけど、これが夫婦のパワーバランスを表しているのだろう、多分
夫婦間の事を僕がとやかく言う資格は無いから言わないけど、相当リーゼがパワーを持ってるみたいだなぁ
ルージェ、なんかした感じかな?