前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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487. はっぴーうぇでぃんぐ? 12

 

 

カタナとサヤに愛の鞭(ゲンコツ)を施したツルギが、僕の方を向き

 

 

「本当にウチの息子と娘が すまない」

 

「いえいえ、それより・・・物凄く痛そうですが?」

 

「あぁ問題ない、2人は俺とシャナの子供だから体が相当頑丈に出来ている」

 

「それは問題ない判断材料には、なり得ないのでは?」

 

 

そう言い軽く頭を下げてきたので、相当痛かったのか未だ 呻いている2人を見て尋ねるが、ツルギは・・・も? ツルギも僕の認識からズレている様で、判断材料にならない事を言いキョトンとする

 

 

「カタナ、サヤ、いつまでも呻いてないで カナリアに挨拶しろ」

 

「呻く原因を作り出したのは父さんだろー」

 

「そーだ、そーだ」

 

「ん? 何か言ったか? 」

 

「いえ、なにも!!」

 

「何も言っていません、お父様!!」

 

 

やれやれ と肩をすくめて2人へ指示を出すと、2人が文句を言ってきたので威圧して黙らせる、おぉ流石は現役騎士団主席団長 纏う覇気も段違いだ

 

 

「早く立って挨拶しろ、そろそろ時間の筈だからな」

 

「ちょっ待って? 足痺れて立てないって」

 

「私も」

 

「はぁ・・・お前達、嘆かわしいにも程があるぞ」

 

 

腕組み仁王立ちでカタナとサヤを急かす様にツルギは言うが、2人が そんな事を言い 溜息をつく、なんかターニャが乗り移ってない?

 

一応 彼等の自業自得?とはいえ、少々可哀想な気もしてきたので

 

 

「あの、座ったままでも大丈夫ですよ? 無理して立ち上がって怪我をする方が大変ですし」

 

「そうか? 彼女の温情に感謝しろ2人共、先生なら『気合いと身体強化で、どうにかしろ』と言われている所だぞ」

 

「わーい、カナリアちゃん 優し〜」

 

「カナリアちゃん、マジ天使」

 

「カナリアは元々 天使だよサヤ」

 

なんか知らないけど、3人からの好感度? 評価? が上がった様な気がする、あとヘンリは余計な事を言わないで欲しい

 

 

「父さんの言う通り、そろそろ披露宴開始時刻だから手短に・・・改めまして、私は 御巫(みかなぎ) 鞘夜(さや) リューネ騎士団 第2旅団に所属していて、このバカタレの双子の姉、よろしくね? カナリアちゃん」

 

「はい、よろしくお願いします」

 

 

相当足の痺れが酷いのか、軽く眉間に皺がよっているサヤが 軽く手を振りながら自己紹介してきたので、とりあえず微笑み返しておく

 

最近気付いた事だけど、とりあえず微笑み返しておけば大体どうにかなったりする

 

 

「誰がバカタレか、誰が・・・俺は 御巫 刀那(かたな) 口ばかり達者なアホウの双子の弟、何年か前までサヤと同じ第2旅団で働いてたんだけど、訓練中に怪我をした後 膝に矢を受けてしまって 今は騎士団で総合事務をしながら兼業で作家をしてる、よろしく」

 

「怪我をした上で膝まで? それは大変でしたね?」

 

 

なんやコイツ みたいな表情でサヤを軽く睨んでから自己紹介するカタナに、そう言うと言った本人が目を丸くする、なんで?

 

 

「ほらカタナ、アンタが気取った言い回ししたせいでカナリアちゃんが間に受けちゃったじゃん」

 

「え〜? いや、割と定番の言い回しだから通じると思ったんだよ」

 

「カナリア、カタナの言った『膝に矢を受けて』は、そのままの意味じゃなくて、結婚を期に引退? をしたって意味だよ?」

 

「え? そうなんですか?」

 

 

サヤが軽くカタナに肩パンしながら言うと、カタナは少し困惑しながら言い訳?をして、ヘンリが補足してくれる 普通に知らなかった

 

 

「いやぁカナリアちゃん 勘違いさせた様で申し訳ない、訓練中の怪我が原因で前線を退いたのは間違いじゃないんだけどな? あ、因みに さっき膝に座ってたのは俺の娘でカグラとスズ、俺の嫁さん日本人だから 4分の3?で日本人のクウォーターになるんかな? 母さんの横で談笑してる美人が嫁さんの彩葉(いろは)

 

「そうなんですね? なんだか親近感が湧きます」

 

「あぁ、そういやカナリアちゃん日本人だもんね〜」

 

「そうなんですよ、こんな見た目ですが」

 

 

カタナは謝罪をしてきたと思ったら情報を詰め込んできた、どうやら愛妻家らしい

 

それはそれと、彼の娘達に少し親近感を持つ

 

金髪碧眼で日本人らしくない僕と、黒髪の少ないリューネで日本人っぽい彼女達、これは何か(えにし)を感じる

 

 

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