前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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488. はっぴーうぇでぃんぐ? 13

 

 

 

また1つ賢くなったりカタナ一家に親近感を抱いたりしていると、披露宴開始直前になった様で、係員が呼びにきたので御巫(みかなぎ)家に挨拶をしてから三鶴(みつる)とヘンリと共に親族控え室を後にし、用を足してから披露宴会場へ向かう

 

 

「なんだか、神前式より人数が増えている様な?」

 

「それはそうだよ、サンテブルク教会には 最低限しか呼べないから厳選に厳選を重ねているからね、やれやれ 母様達は頑張り過ぎだよね」

 

「ははは・・・ノーコメントで」

 

 

会場前でフルアーマー聖女フォームを展開して会場入りし、体感 招待客が多い気がして呟くと、ヘンリが補足してくれる

 

確かにサンテブルク教会は決められた人数しか入れない、神聖な場所だし下手に空間拡張をするべきでは無いしね?

 

そう言う理由で神前式に招待したのは、親戚と呼ばないと問題になったりする人達だったのだろう、多分

 

それで披露宴では神前式で呼べなかった人達も呼んでいるのだろう

 

 

「と言う事は?」

 

「どうかしたの? カナリアちゃん」

 

「いえ、この流れなら披露宴には紗夜(さや)ちゃん も招待されている筈だと思っただけですよ、紗夜ちゃん・・・紗夜ちゃん?!」

 

「ふふふ、よしよーし」

 

 

僕が仮説を思いついた瞬間、ヌルッと現れた紗夜の言葉に自然に答え、あまりに自然だったので答えた後に気付いて驚いていると、僕の頭を紗夜は微笑みながら撫でてくる

 

 

「やぁ紗夜、間に合って良かった」

 

「えぇ、何とか」

 

「お疲れ様、紗夜ちゃん」

 

「えぇ、ありがとう三鶴さん」

 

 

3人のやり取りを見る限り、知らなかったのは僕だけらしい、無念

 

それから数分 紗夜に撫でられているとまもなく披露宴開始のアナウンスがされ

 

 

「あら、名残惜しいけれど仕方ないわね。また後で」

 

「はい」

 

「またー」

 

 

アナウンスを聞き本当に名残惜しそうにして紗夜は自分に割り振られた席へ向かっていく

 

今更だけど、紗夜とサヤ 名前同じだな・・・性格は全く違うけど、あと母性のボリュームも 多分紗夜の方が多い

 

そんなくだらない事を考えていると

 

 

「さぁ ぼく達も座ろうか」

 

「そうですね」

 

 

ヘンリに誘導され、僕は親族席 それも最前列にあるテーブルへ座らされる

 

 

いやいや、100歩譲って これまでの流れで親族席なのは分かる、分かるけれど なんで披露宴でも最前列なのかな? 訳が分からないよ

 

あれー? なんだか嫌な予感がしてきたなぁー?

 

そう言う訳で既に決められている席割を見出す訳にはいかないので、大人しくヘンリと三鶴に挟まれて着席しておく

 

こう言う先に席を決めている場合、その人に合わせた料理が出てきたりするので、自分勝手な行動をしてはならない

 

仮に僕が適当な席へ移動し、あぶれた人が元 僕の席だった席へ座り僕用に出された料理を食べてアレルギーを発症して救命救急なんて事になる可能性も大いにあり得る、だからワガママは言わないでおこう

 

それからトラブルも無く披露宴が始まり、新郎新婦が入場してくる

 

神前式の時のウェディングドレスと違い、マリアとリリスは 煌びやかな金刺繍の入ったドレスを身に纏っていた、なんか凄い

 

それから司会の司会進行を聞いたり、グンジョウの挨拶を聞いたり、クオンの乾杯の音頭で乾杯したりして、披露宴はトラブルも無く進んでいく

 

 

「やっぱりグランドホテルの料理は凄いなぁ」

 

「今の料理長はカヅキおばさん の教え子だからね」

 

立花(たちばな)博士、多才過ぎません?」

 

「本当それ」

 

 

母と祖母により仕込まれているテーブルマナーを駆使して 慎重に出された料理に舌鼓を打ちながら呟くと、ヘンリが答えてくれたので 言うと彼女も同意?してくれる

 

前から思っていたけれど、立花博士は働きすぎなんじゃ?

 

技術革新をする傍らで教師をして、領主の仕事とグループ企業経営もしていたのだから

 

いくら転生者とはいえ、規格外でなければ過労死していてもおかしくない訳で・・・もしかして、それで車椅子に? 充分あり得るな、うん

 

 

 

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