前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
反応の有る方向を警戒して目を凝らしてみるが、エネミーの影も形も確認出来ない
「今、考えられるのは ① ヘンリさんの言った様なステルス能力持ちのエネミー、② 反響定位を欺瞞出来る撹乱能力持ちのエネミー の2つでしょうか? 」
「そうなるわね? まだ①の方がマシと言えばマシかしら?」
「①と②であれば①の方がマシではあるけど、面倒な事には変わりない」
「それもそうだが、このままバイパスを疾走している訳にも行くまい? 階層ボス部屋に直通していないのだろう?」
「そうなんだよね・・・」
【えーっと? このバイパスは周回道か】
【ずっとグルグルする訳にも行かないのは、そう】
【仕掛けて来ないなら、無視して階層ボス部屋に行けばいんでないかい?】
【それは一理ある】
バイパスに入り速度を維持しながら走り続けるテクニカルから反応の有る方向を見つつ相談?するが答えが出ない
そして視聴者が指摘している様に、現在疾走しているバイパスは周回道路で走り続けても
「なんだか面倒になったので、反応の有る付近へ制圧射撃しますね」
「・・・まぁ、良いんじゃ無いかしら?」
「なら ぼく はRPG-7を」
「やれやれ、やはり主に毒されておるな」
【まぁカナリアちゃんなら、そうするよね?w】
【大天使(脳筋)だもんね? カナリアちゃんw】
【チカラこそパワーw】
【CEOも諦めておられるw】
【何処から持ってきた、RPG-7 w】
紗夜に宣言したら、なんか渋々と言った様子で了承してきたので、ひとまはヨシとしよう
それからヘンリがテクニカルの屋根の上に移動し、恐らく収納魔法から取り出したRPG-7をカメラドローンに見せながらドヤ顔をしている、なぜにドヤ顔?
そんな訳で反応のある辺り・・・マンション付近へ反応を頼りに牽制射を撃ち込むと、ヘンリのRPG-7により マンションの外壁が吹っ飛び土煙?が上がる
「反応が1つ消失、残りはバラけましたね」
「火力こそパワー」
「とはいえ、闇雲に撃つのも限界があるわね?」
「そうですね、弾薬もテクニカルの燃料も有限ですから」
「何か手は無いかしら」
「うーん・・・」
【残り3匹のステルスを撃破か、難問だな】
【さっきみたいに反応を頼りに撃つのも、限界あるしなぁ】
【ゲームとかやと、サーモカメラとか使うと見えたりするんやがなぁ】
【それやないか?】
【せや、熱源感知や】
とりあえずバラけたエネミーの内、僕達に1番近いエネミーへ牽制射をしつつ何故かドヤ顔のヘンリを横目に紗夜と相談をする
僕が多用している反響定位は確かにエネミー等の存在を感知する事が出来る
しかし、魔力波・音波を発して返ってきた物を受信する仕様上、多少のラグが発生してしまう
徒歩移動等でならば、ラグは気にしないで良いが 今回の様な場合は 精密射撃には向かないので、とりあえず当たる事をお祈りしつつ撃つしか無いないのである
「あ、当たったみたいですね? なんかデッカいカメレオン的なモンスターだったみたいです」
「なるほど、なら光学迷彩ではなく擬態の方ね」
「その様ですね? おっと増援の様ですね? 次の大きな合流でエネミーが増えそうです」
「なら、ぼく が対処しようかな」
「お願いします」
【やっぱり冷静だなぁw】
【これでステルスは2体か】
【なんか嫌な感じだなぁ】
【このタイミングで増援か】
【これは嫌な流れだぬ】
ステルス能力の分類が判明したので、そこから対策を思いついたら良いなと思っていると、新しい敵影を感知し報告するとRPG-7を仕舞ったヘンリがM4を構えながら申告してきたので、ヘンリに任せる事にする
さっき勘でM240を撃ったから弾倉交換しないとだしね? うん