前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
少し騒動が起こりはしたが、大きなトラブルも無く設営を終える事が出来たので、焚き火をする為に火起こしをする事にした
一息つく為にお茶も淹れたいしね
僕がキャンプへ行くと言ったら、頼んでいないのに 嬉々として庭で薪割りをしてくれた我が父のおかげで、余裕で1週間分はありそうな薪を父から借りてきたアイテムバッグから出してフロッティの銃剣でフェザースティックを作り、焚き火台の上に組み上げていく
【設営だけじゃなく火起こしも手慣れておる】
【熟練のキャンパー カナリア】
【野営とかしなさそうな見た目してるのにねぇw】
組み上げたフェザースティックと着火材にチャッカマンで火をつけて焚き火を錬成し、良い具合になるのを待つ
「やはり焚き火は良い、うん とても良い」
【急に疲れたサラリーマンみたいな事言い始めて草】
【急にどうした、カナタソw】
【君、小学生ちゃうん?w】
キャンプの醍醐味を噛み締めていると、流れてきたコメントの1つが目に入る
なにやら誤解がある様だ
「僕は高校生ですよ、お間違えない様」
【え?】
【嘘やろ!?】
【ワイ、ロリコンになるとこやった。高校生ならセーフ】
【それグレーゾーンやない、アウトや】
あーなんかコメントが阿鼻叫喚してるなぁ、うん僕のせいだけど
そんな事を考えつつキャンプケトルにアイテムバッグに保管していた聖水を注ぎ火にかけて
「ワカモ、お茶飲める?」
「うむ、頂こう。ちなみに吾は紅茶を淹れるのが得意なのだぞ?」
「へぇ、そうなんだ」
【カナリアちゃん、マイペースw】
【コメント欄を阿鼻叫喚に陥れたのにw】
【これは推すしか無いなw】
アイテムバッグから取り出したポットにティーパックを入れお湯が沸いたらポットに注ぎ少し蒸らして味が出るのを待ち、アウトドアマグカップへ注いでワカモへ1つ渡し、自分の分を飲む
うん、やはり聖水で淹れると美味しくなる・・・気がする
実はコーヒーを無糖で飲めない僕だが、お茶は その限りではなく砂糖を入れずに飲む事が出来る
「うむ、これは美味い」
「そう? 良かった」
【お茶飲んでニコニコのカナタソかわよ】
【良い笑顔】
【笑顔、ヨシ】
【ワイもカナタソの お茶飲みたいぞ】
配信中ではあるけど、お茶を飲みながらゆっくりしよう
キャンプ地まで、そこそこ歩いたしね、うん
『少し時間があるし、質問コーナーにしましょう。前回の余りもあるし』
「了解ですCEO」
紗夜の言葉に了承すると、カメラドローンの表示板が1枠増え、そこに紗夜が選んだ質問が表示される
「しばしの間、休憩も兼ねて 寄せられた質問へ返答していきたいと思います」
【お、これには期待】
【ワクワク】
【またやらかしてくれよ、スタッフw】
コメントに邪な事が書かれているのが見えたが、見なかった事にして質問を注視する
「えぇっと・・・『カナリアちゃんの魔武器を、もう少し近くで見たいです』ですか? まぁフロッティなら構いませんよ」
【素晴らしいエングレーブが施されておる】
【綺麗】
【これ魔法効果あるんかね?】
【どうだろか?】
紗夜に合図をしてフロッティをカメラの前に出して、よく見える様にし
「どうでしょう? あ、ちなみに浮きます」
【はい?!】
【下手な浮遊マジックよりマジックで草】
【急に浮かすの草】
【少しドヤ顔なのかわいいw】
そう実はフロッティは浮くのだ、背中に納刀した時に鞘に収めている訳でも無いのに納刀状態を維持するから、もしや? と思って試してみたら見事に浮遊したし、極低速だが動かす事もできる
いやぁ魔武器って凄いよねぇ〜
「あとは銃剣がデフォルトで付属していて、装弾数は5+1ですね」
【そのあたりは実銃と同じスペックなのか】
【銃剣付けれるとか強い】
【ショットガンは比較的お財布に優しいからな】
【相性が良ければ一撃撃破出来るしな】
どうやらフロッティの説明は気に入って貰えた様だ、良かった良かった