前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ワカモの博識さに感心したりして、予定通りに軽く周辺を確認した事で分かった事は、100層程 ショートカットしているらしいと言う事だった
それから僕は好奇心に負けると判断されたのか、ワカモに強制ライドオンさせられて配信を終了し、ステラ・アーク事務所へ輸送される事になった、無念
そんなこんなで世間一般の学生諸君も冬休み期間に突入した今日この頃、色々とあって忘れていた聖導教会の広報イベントに出演する為に、日本 聖導教会 若宮支部へとやってきた
「相変わらず内外で土地の広さが変わるなぁ」
「日本では街中で広い土地を買うのが難しいからね」
「そうだね? 」
「現代で教会を山奥へ造る意味は薄いからな、仕方ない」
聖導教会 若宮支部も若宮ギルドと同様に空間拡張の魔法が使用されていて、敷地外と内で広さが変わっていて少し違和感を感じるが、僕には どうしようも無いので飲み込んでおく
そう言う訳で聖女フォームでワカモにライドオンして聖導教会広報担当者の元へ向かう、修道服を着た人や作業服姿の人達の視線を受けたりすれ違ったりする、設営と言うより物品搬入がメインの様だし 飲食店も出店する様だ、あとで買いにこよう
聖堂の方へ入り、イオン様の御神体の前で祈りを捧げてからスケジュールの確認をしている担当者へ話し掛ける
「おはようございます、ステラ・アークの
「あ、はい。私が広報担当の仁科です、本日は よろしくお願いします」
「ステラ・アーク カナリアです、よろしくお願いします」
「ワカモだ、よろしく頼む」
日本人らしい黒髪で眼鏡をかけた修道女に三鶴が声をかけ、軽く挨拶を交わす
ウィンプル・・・
まぁ聖女の僕はしてないから、本当に戒律が緩い宗教だよね聖導教会
「早速 打ち合わせに移りたいと思うのですが、構いませんか?」
「はい、問題ありません」
「ありがとうございます、もう暫くするとイベントが始まります。カナリアさん にはオープニングに出ていただき、10分程度 トークショーをしていただきます」
「これがプログラム?ですね、拝見します」
仁科からプログラムを受け取り中身を確認しながら彼女の話しを聞く、三鶴に丸投げしたから 実は良く分かってなかったりするんだよね
「えー・・・11時半ごろに、聖歌をステージで披露していただき 13時頃に流鏑馬へチャレンジしていただきます、それとカナリアさん 及び ステラ・アーク所属 配信者グッズの販売が販売されていて、売上の1部を寄付して頂いております」
「あ、はい・・・少し失敬、三鶴ちゃん? どんな交渉したの? 詰め込んだね?」
「外部の仕事だからね、1つ2つ出演してサヨナラって訳には行かないよ、それなりの
「・・・なに? 君、ふっかけたの?」
「逆だよ、提示額に見合う様に調整したのさ」
「なるほど?」
説明を続ける仁科に一回 断りを入れて三鶴の袖を引き彼に小声で耳打ちをしてヒソヒソ話をして確認する
どうやら表情を見る限りは嘘をついている様子はない、まぁ三鶴が僕に嘘をつく事は殆どない。真実を言わない事はあるけども
「あの、何か不都合がありましたか?」
「いえ、三鶴ちゃんとの情報共有に齟齬がありましたが、解決したので大丈夫です」
「そうですか? 良かったです」
「うむ、仁科よ。吾は主と共に歩むが良いだろう?」
「はい、ワカモ様がカナリアさんと共に居てくださると私共も安心できます」
少し心配そうな表情で尋ねてきた仁科へ返事を返すと、ワカモが彼女へ尋ね、仁科がニコリと笑み答える
僕には“ さん ” で、ワカモには “ 様 ” 呼び、やっぱりワカモは御使なんだろうね?
イオン様の部下って事になるのかな? 多分 メイビー