前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ヘンリ同伴で自動車免許を取りに行こうと言う話をしていると、それまで静かだったユタカが
「バイク免許で あれだけうるさかったし、グンちゃん、また うるさく なるだろうね?」
「そうだな〜 アイツ、歳を取るにつれて過保護が加速してるよな」
軽い調子で笑いながら言い、シンクも笑いながら言う。ユタカの言う グンちゃん をグンジョウと仮定するとして・・・まぁ確かに、何だか過保護な所が有る様には見えた様な?
とりあえず気になるので、尋ねてみる事にする
「何か有ったんですか?」
「おー、ヘンリがバイク免許を取りに行くってなった時に グンジョウが 『僕は反対だ! だって危ないだろ?! ヘンリの肌に傷が付いたら母様達が悲しむんだよ?! 大体王族なんだからバイクの免許取る必要性ある?! ヘンリも、母様そっくりなんだからその体に傷がつくの嫌だろ! 送迎が必要なら誰か護衛とか送るからさ?!』って 猛反対してな? 」
「日頃からダンジョンに潜っている ぼく に、何を今更な事を言ってね? グンジョウ兄様はファミコンなんだ」
「グンちゃん、ちょっと家族好き過ぎる所が有るからねぇ・・・ヘンリちゃんは 特に歳が離れた末妹だし、特に心配をしている と言うか 何というか」
「ははは・・・」
僕の質問に、シンクが一部 グンジョウのモノマネを入れて説明をして臨場感? タップリで苦笑するしかない
「同じ異世界組でも、国が違うと違うんだなぁ〜 ウチとは大違いだ」
「ベルカとリューネでは地域性も国民性も違うし、僕とヘンリさん だと立場も違うからね、仕方ないんじゃないかな?」
「そう言うもんか? 」
「そう言う物だよ、お父さん」
「いや、単純にグンジョウが過保護なだけだ、カナリアちゃん」
「そそ、グンちゃんが過保護なだけだよ、カナリアちゃん」
「ん、グンジョウ兄様が過保護でシスコンでブラコンでファミコンなだけ、カナリア」
「あ、はい」
父の言葉に精一杯のグンジョウへのフォローをしたが、シンク・ユタカ・ヘンリの追撃により、あえなく撃沈してしまった 無念
そんな訳で、山を越え 野を越え また山を越え 海までやってきて海道を進む
「海だ〜」
「だいぶ空が明るくなってるな」
「よしよし、ベストタイミングだな」
保護者組3名の会話を聞きながら、バイクを走らせ 目的地の駐車場へと到着し、順次駐車を敢行していく
「よし、念の為インカムは接続したままでな? 比較的手薄のスポットだが、それでも人はいるし 最悪 海に ぽちゃん ってのも有る、俺達だけじゃなく、他の見物客もな」
駐車後、今回のリーダーである父からの指示に返事をしてから、堤防の上を進んでいく
今回のスポットは漁港の様な場所で、堤防から すぐ海で視界が開けている反面、落下防止の手すり とかが無いので足を踏み外せば文字通り着水してしまう場所なのだ
まぁ 僕は落ちても水上歩行や水中呼吸出来るから大丈夫だけど、
そう言う訳で、先客に ぶつかったり 撮影機材の邪魔をしたりしない様に気をつけて進み
「この辺りで良いか、そろそろだぞ」
「うん」
「海、きれ〜」
「お、これは期待出来そうだな」
「冬彩、シャッターチャンスを逃してはダメよ?」
「はい、お嬢様」
先導していた父が陸地から 大分離れた堤防の先の辺りまで進み、
少し雲はあるけど、上手く 初日の出が隠れないで見れる可能性が高く、ワクワクして待つ、
それから地平線を見守り スマホを構えて 十数分で 初日の出が昇り、僕は その様子を写真とムービーに納めていると、紗夜と冬彩が キャッキャしながら撮影をしていた、普段しっかりしているけど こういう所は年相応の女子高校生なんだなぁ と思う
とりあえず連勝記録 更新出来て良かった、5年連続勝利かな? 多分