前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
大剣が得物のユウキの邪魔にならない間合いを取りつつ、反響定位で索敵をし
「10時方向、距離80、数1、反応から見て・・・中型のスモール・グラップルベアー だね」
「分かりました」
「やはり前回と似た道を取ると、最初に接敵するのはスモール・グラップルベアーか」
【カナリアちゃん、サポート要員適性高いなぁ】
【索敵スキルも高レベルだもんな】
【やっぱ索敵スキルは便利やなぁ】
索敵結果をユウキに伝えると 返事をして抜刀してスモール・グラップルベアーの方を見据えて、数秒で吠えながらやってきて
「一刀両断!!」
「おみごと」
【胴体真っ二つか、さすが】
【横薙ぎ一閃、相変わらずの切れ味だな】
【その内、示現流とか使い始めそう(小並感)】
右手で攻撃を繰り出してきたスモール・グラップルベアーの右手が到達する前にユウキの一閃により真っ二つにされて、危なげなく戦闘が終了する
ユウキの性格と得物から察するに、当たる前に当てるスタイルなのだろうか? そうすると、紙一重で回避して肉薄する方が向いている訳だし 障壁術より見極める眼を育てる方が大切かも知れない
「ユウキくん、もしかして一撃必殺スタイル?」
「はい、ごちゃごちゃ 考えるのは苦手なので、当たる前に当てて倒します」
「そっか、なら見極める眼を育てると良いよ? 」
「見極める眼、ですか?」
「うん」
【カナリアちゃんのアドバイスが的確やな】
【ユウキくん も脳筋族やなぁw】
【回避型の先輩からのアドバイスはありがたい】
僕の質問に答えるユウキの言葉に頷き、コメント欄をチラ見すると そんなコメントが流れてきていた
「見極める眼、間合い や 攻撃の種類を正しく判断出来る眼を得る事、間合いを正しく把握出来れば 必要最低限の回避で一太刀入れられるでしょ?」
「なるほど、分かりました!」
「まぁ後は 魔法を使ったりして攻撃の手数は無数にあると良いね?」
「魔法ですか?」
「うん、僕はクラスの都合で攻撃魔法にマイナス補正があって習得が出来ないけど、ユウキくん は習得出来る筈だよ?」
「なるほど・・・」
【なるほど、後の先? を取るって奴か?】
【やっぱ示現流なんじゃ?】
【確かに攻撃魔法がある方が手数が増えて良いな】
【でもユウキくん、割と感覚派だよね?w】
大剣を納刀したユウキが真剣な表情をし腕組みして唸る、コメント欄にある様にユウキは感覚派だからか、少し渋っている様だ
まぁ魔法と言っても色々な種類が存在するし、絶対に習得しないとダメって訳でも無いから、ユウキの自由だと思う
それに僕も割と感覚派だから、僕がユウキに魔法を教えるのも結構難しいしね、うん
「あ、そうだ・・・ユウキくん? 君が良ければだけど、僕の知る最強の魔法使いに教導を お願いしてみる?」
「え? 良いんですか? 」
「構わないよ? 僕じゃ 攻撃魔法を見せてあげられないからね」
【なんか嫌な予感がw】
【あー カナリアちゃん 相手に舐めプ する あの人ですね?w】
【あの人かぁw】
【戦闘スタイル的には
僕の知る最強の魔法使い こと 我が母 にユウキへの教導を依頼する算段を頭の中で立てつつ
「話は変わるけど、ユウキくん は索敵スキル持ってる?」
「索敵スキルですか? 持ってないです」
「そっか、ならギルドの戦術教練を受講してみるのをオススメするよ、表層までは無くても大丈夫だけど、上層に入ると必須スキルだしね」
「分かりました、受講してみます」
【確かに索敵スキルを持ってない配信者を知らないなぁ】
【ギルドに戦闘教練してくれる制度あるの知らない民もいそうやな】
【受付の人が親切に案内してくれるから、大抵は大丈夫やけどもw】
【あの なっがい規約? を読んだ後だとね?w】
ユウキに索敵スキルの有無を尋ねると、保有していなかった様なのでスキル獲得の為に教練受講をオススメする
本当、索敵スキルの有無で 攻略難易度が大きく変わるからね、うん