前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんなこんなで鍾乳洞内で得物の大剣が振れないユウキに、僕が予備で携行していたグロック17を貸出して、軽く使い方をレクチャーし
「んじゃ行くか」
「はい」
「おー」
「参ろうか」
【お、いよいよ突入か】
【ワクワク】
【今気づいたけど、ワカモ氏 荷物どこやったん?】
【収納魔法やろ、特に説明されてないけど、ドロップ品回収もしてるで】
【把握やで】
タイミングを見てケイネ先生が号令を掛けたので、返事をして彼を先頭に鍾乳洞内へ侵入すると、入り口付近は日光が入る為 視界確保が出来ているが 奥に進むにつれて暗くなり視界確保が難しくなっていく
「ダンジョン内でも、場所によっては こう なんですね?」
「あー・・・確かにな? 若宮の11層からは迷宮の筈だが、アレは光源ないのに明るいしな?」
「そうなんですよね、不思議だなぁ」
「ま、俺は医者で お前さん達は探索者、そう言う小難しい事は 餅は餅屋って事で
「そうですね」
【本当、不思議だなぁ】
【確かに不思議だなぁ】
【迷宮は光源無しで探索できて、鍾乳洞は無いと攻略できないの何でやろな〜】
僕の何気ない呟きにケイネ先生が答えてくれ、笑って言い 僕は彼に同意する
ケイネ先生の言う通り、小難しい事は専門家に丸投げがベストだと思う、自慢気じゃないが 僕は賢く無い胸が平たい族なのだ
「それはそれとして ケイネ先生? もう大分 暗くて足元が見えにくいのですが、なんでスイスイと進めるんですか? 」
「え? あぁ 俺はアレよ、龍種だから魔力感知とかで視えてる。お前さん の反響定位の凄い版って感じだな? と言うか、お前さん も反響定位で歩けてるじゃん? 」
「そうですけど、ユウキくん が 歩きにくそうなので、光源着けて良いですか?」
「あー そう言う事? 構わないぞ〜」
【流石は医龍w】
【視覚に頼らない技術、便利やなぁ】
【せなや、ユウキくん 便利スキル持ってないもんなぁ】
【ちゃんと報連相出来て偉い】
ケイネ先生に 光源の使用許可を取り、今日も今日とて頭上で淡く光るヘイローに念を送ると、光量が増えて暗闇を進めるぐらいの明るさになる、便利だなぁヘイロー 頭上にあるから両手開くし 色も気分次第では固定出来るし
「このまま進むと会った時に話した色々が群生? してる ソコソコ広い場所に辿り着くんだけど、そこから横穴が幾つか増えて 選んだ穴によっては奈落だから気をつけてくれ」
「奈落って事は縦穴って事ですか?」
「その通り、鍾乳洞で壁はツルツルだから滑り落ちたら痛いでは済まないな? そりゃぁもう 1発 リスポーンだ、まぁ俺は頑丈だから別だけど」
「先生、オレは落下死はゴメンだぜ?」
「分かってるって、だから俺が先導してんだろ? 安心しろ」
「よろしくお願いします、先生」
【結構進んだんじゃね?】
【鍾乳洞の情報が無いから、あとどれくらいか全く分からねぇw】
【ケイネ先生が先頭だし、余程の事が無い限りは大丈夫だろ】
【落下死は怖い】
先頭を歩くケイネ先生が 僕達に注意事項を教えてくれる、この注意事項は 今後 再び鍾乳洞へ訪れる時にはケイネ先生が同行していないから、と 言う事だろう
まぁ当たり前の事だけど、ケイネ先生は多忙の人だからね? うん
そんなこんな特にトラブルも戦闘も無く洞窟探検? を進め
「よし、着いたぞ?」
「明るいですね? あ、あそこ穴が空いてる」
「んじゃ、お前さん達は 少し休憩でもしててくれ。俺は目的の採取をするから、あと火気厳禁で よろしく」
「分かりました」
「流石に少し疲れた・・・」
【着いたな】
【広いなぁ】
【ザ・秘密の空間って感じやな】
【お疲れ様やで、ユウキくん】
それなりに広い空間に出ると 天井? の一部に大穴が空いていて外界から日光が差し込んでいて、ソコソコ明るいなと思っていると ケイネ先生は 僕達に休憩する様に言い、自分は採取へ向かっていく 凄い体力だなぁ