前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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536. 勇者と聖女による攻略配信 9

 

 

ユウキを我が家へ招待する約束をして ワカモとケイネ先生の帰還を待っていると、地底湖の方向から水から上がる音がしたが 明らかに人のソレでは無いエネミーを感知し、すぐさまフロッティを左手で持ち そのまま片手撃ちして岩塩スラグショットを撃ち込む

 

 

「クマって潜水するんだなぁ」

 

「流石はカナリアさんです」

 

「慣れだよ、慣れ」

 

 

【いや、マイペースw】

【そういや反響定位って、陸上と水中を同時には見えないんだったな】

【ソナーの原理やからな】

【安定のワンショットキルw】

 

 

対岸から泳いで来たのか、地底湖内でポップしたのかは分からないけど、地底湖からクマが水上げされたのを、いつものようにワンショットキルすると ユウキに褒められたので、慣れだと説明しておく

 

実際、今更クマ程度で動揺したりしない と言うか クマぐらいは、初見でも 美味しいかなー? 程度にしか思っていなかったしね? うん

 

 

「さて、ワカモとケイネ先生は まだかかりそうだし、クマ肉でも炙って オヤツにしちゃおうか」

 

「オレ、クマ肉は初めてです」

 

「牛に近い食感だよ? ダンジョン産はレアでも食べれるけど、野生熊は絶対にウェルダンぐらいまで加熱して食べないとダメだよ? 」

 

「分かりました、けど 何でですか?」

 

「ピンとは来ないだろうけど、普通に寄生虫が居るから」

 

「うす」

 

 

【解説助かる】

【未だ、ジビエは絶滅してないからなぁ】

【日本ですら そうなんだから、海外じゃもっとやろなw】

【表情変えずに淡々と説明するカナリアちゃん、逆に怖い】

【それだけガチなんやろ】

 

 

ワンショットキルしたクマのドロップ品を拾って 焚き火台まで戻り、ユウキに軽く解説をすると 彼女はスンとなったので、寄生虫の恐ろしさ を理解している様だ、良かった良かった

 

そんな事を思いつつ、キャンプテーブルと まな板を取り出しクマ肉を銃剣で食べやすい一口大に切り、鉄串に刺して ミルを使い岩塩と胡椒振りかけて、焚き火で炙り焼く

 

 

「おぉ・・・スゲー 良い匂い」

 

「やっぱり肉は最強だよね? 魚も好きだけど」

 

「オレ、肉より魚の方が好きっすね。 どちらかと言えばって感じですが」

 

「そっかー、それじゃ今度 (たか)ちゃん に回らない お寿司屋 を聞いて食べに行こうよ」

 

鷹樹(たかき)さん に たかる んですか?」

 

「たかる んじゃないよ、鷹ちゃんが 頼んで無いのに 奢ってくるだけだよ? 割り勘で って言ったのに、会計の時に反論の隙も無く会計済ませたからね」

 

「あー ・・・ お疲れ様です?」

 

 

【美味そう(小生感)】

【鷹樹は やはり兄貴やなw】

【意地でも妹に払わせる気が無いの草】

【ユウキくん が 察してるやないかw】

 

 

そう僕と鷹樹は同じ事務所に所属している為、結構な頻度・・・2回に1回は遭遇したりするから、たまに ご飯を食べに行ったりする訳だけど 鷹樹に割り勘と念押ししても、梨の礫で 全く言う事を聞かずに会計を全て支払ってくれる、なんなら三鶴(みつる)が同席した時は 協力して 僕に会計させない様にする始末だ

 

本当、ウチの兄は僕に甘い

 

 

「焼けたよ どうぞ」

 

「ありがとうございます」

 

 

【マジで美味そうやな】

【クソぅ 今回は攻略配信だからデリバリーのURLがない】

【拙僧、腹減りですわ】

【それがしも】

 

 

焼けたクマ串をユウキへ渡して、僕も自分の分を食べる うん 美味し

 

 

「そういえば ユウキくん も お兄ちゃん が居るんだっけ?」

 

「そうですね、1番上の兄貴が高1ですね」

 

「そっか、なら少し歳が離れているんだね?」

 

「確かに 6個 歳が離れているんで、そうですね?」

 

「僕も三男である三鶴ちゃん とは6個 離れてるんだよね〜、そして1番のシスコン」

 

「オレん家なんて毎日ケンカっすよ?」

 

 

【和気藹々としてるなぁw】

【ついさっきクマを撃ち殺したとは思えないw】

【まぁカナリアちゃんだし?w】

 

 

なんとなくクマ串を食べながらユウキに質問すると、そんな返事が返ってきて、そういえば兄達と喧嘩をした事ないな と思う

 

まぁする必要が無かったからってのもあるのだろうけど

 

 

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