前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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537. 勇者と聖女による攻略配信 10

 

 

ユウキとクマ串を食べながら兄妹の話をしていると、地底湖からザバっと上がる音が聞こえたが、今度はクマでは無かったのでフロッティは適当に立て掛けたままにしておく

 

 

「ふ〜 いや〜 思わず熱中してしまったわ〜」

 

「流石に経験者には勝てぬか、無念」

 

「お帰りなさい、ケイネ先生 ワカモ」

 

「おかえり〜」

 

 

【おぉ〜 大漁だ】

【スゲー】

【なんか白いな】

【ワカモ氏の尻尾 ほっそw】

 

 

網に大漁の魚を持って戻ってきた2人の内、ケイネ先生は 当たり前の様に一切 濡れていないのに、ワカモは ずぶ濡れで尻尾が当社比 3分の1の太さになっていて、全身から水を滴らせている

 

 

「今 食べる分だけ捌くとして・・・4匹で良いか、まな板 とかあるか?」

 

「ありますよ? あ、でも さっき生肉を切ったので 洗いますね?」

 

「生肉? あぁ、クマが出たんだな? クマ肉を焼いた匂いがする」

 

「スゲー、ケイネ先生 分かるんだな?」

 

「俺は、お前さん達より鼻が効くからな」

 

 

【焼いてから結構経ってる筈だけど、分かるんやな】

【流石はケイネ先生やな】

【カナリアちゃん、片付け出来て偉い】

 

 

ケイネ先生と会話しつつ聖水で まな板を洗浄して、彼に渡してコメント欄を見ると ケイネ先生の嗅覚について褒めて? いるコメントが流れていた

 

確かに、焼いてから結構な時間が経っている筈だから 匂いは拡散していると思うのだけど・・・風の流れが あまり無いのも理由かな?

 

とりあえず考察をしつつ、魚はケイネ先生に丸投げするとして 僕はワカモの方を向き

 

 

「ワカモ、そのままだと風邪をひいてしまうから、着替えたら? 」

 

「主は優しいな、そうする事にしよう」

 

「着替え方が独特だなぁ」

 

 

【影を繭みたいにして早着替えか、凄いな】

【尻尾と髪は濡れてるけどな】

【そこは今からやろな、うん】

 

 

僕の言葉に なんだかハードルの低い事を言いワカモが魚を収納した後に 早着替えをして、櫛を取り出し髪と尻尾を鋤きながら乾燥を始める

 

やっぱり手入れには一家言ある様だ、僕と違って努力を惜しまないらしい

 

 

「よし、3枚になったし串打ちして焼くか」

 

「コレをどうぞ」

 

「お、用意が良いな」

 

「常備してますからね」

 

「カナリアさん、ダンジョンに潜る時は いつも?」

 

「うん、最低でも3日は生活? 野営出来る様な装備で潜ってるよ?」

 

「すげー」

 

 

【カナリアちゃんって、チカラこそパワーで好奇心に負けがち だけど、準備は しっかりするよね】

【確かダンジョンキャンプの時も1週間分の資材を持ち込んでるって言ってたな】

【好奇心に負けても、最低3日は生存できる準備をしているのか・・・いや、逆か? 準備してるから、好奇心に負けやすい?】

【あると思いますw】

 

 

ケイネ先生に褒められたので 常備している装備の1つだと言うと、ユウキに質問されたので答える

 

ここだけの話、収納魔法を習得した頃に比べてレベルが大幅に上がっているから、保有魔力量も魔力生成量も爆増していて 収納魔法の容量も爆増している、大体 初期の10倍ぐらいまでは脳死で収納出来たりする

 

それならワカモにポーターをして貰わなくても良いと思うかも知れないが、収納魔法は一定時間静止状態じゃないと出し入れが出来ないから、咄嗟の時に対応が出来ない可能性が高いし、AMF対策としてワカモに積載している訳だ

 

 

「それにしても10層 攻略だけど寄り道が長くなっちゃったね? 」

 

「そうですね? オレは別に一旦 引き上げても良いですけど」

 

「10層 階層ボス部屋なら、この先に抜け道があるぞ? 仕様上 逆走出来ないから入り口側から入る必要があったからな」

 

「それなら、大丈夫そう?」

 

「階層ボス戦は任せてください!」

 

 

【抜け道あるんやw】

【ケイネ先生、物知りやなぁ】

【流石はケイネ先生】

【一応 時間を気にしてるんやな、カナリアちゃん】

 

 

ケイネ先生の妙技を眺めつつ ユウキへ言うと彼女は仕切り直しても良いと言い、それを聞いたケイネ先生が 抜け道の存在を教えてくれる

 

なんとも便利な仕様だなぁ と思わなくもないが、都合が良いし ヨシとしよう、そうしよう

 

 

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