前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
串打ちした魚を焼き始めたケイネ先生に塩胡椒ミルを渡して味付けも任せる、こう言う時は下手に手を出さない方が良いしね?
「よし 焼けたぞ? 食え」
「いただきます」
「うめー」
「これは、お主が絶賛するのも分かるな」
「だろー?」
【魚好きのユウキくん、我慢出来なかったかw】
【まぁユウキくん らしいよw】
【対してカナリアちゃんは礼儀正しいなぁ】
【ワカモ氏もマナー? 所作が しっかりしてるよな】
そんなこんなでケイネ先生作の焼き魚串が完成し、実食すると 今まで食べた事ないタイプの味で少し感動する、凄く美味しい
塩胡椒だけで、ここまで美味しいのだから 魚自体がとても良いのだろう と想像にかたくない
魚好きを自称していたユウキが、かぶり付いて食べていて 何か可愛いしね?
「目的も果たしたし、階層ボスをシバいて帰るか」
「そうですね、そろそろ良い時間になり始めましたし」
「採取班は、あとからか?」
「いや、俺のストレージに採取品を入れてから解除するから大丈夫だ」
「承知した」
【爆速片付けw】
【ケイネ先生 さっきまで直火で加熱されてた焚き火台を素手で片付けるのヤバいわw】
【ケイネ先生は頑丈なんやなぁ(小並感)】
ケイネ先生と受け答えしている内に、ケイネ先生が素手で火の付いた薪やら熱々の焚き火台を片付けてくれ、コメント欄が湧く
僕も普通に凄いと思っていたりする、流石はケイネ先生
それからヘイローで足元を照らし視界を確保しながら、ケイネ先生の先導で 10層 階層ボス部屋へと到達する
「なるほど、こう言う風に地上へ出る訳ですね?」
「そそ、崖から下に降る系だからさ? 逆走すんの大変なんだよ」
「よっしゃ、外だ〜」
「やれやれ、元気な童だな」
【降り方に個性を感じるなぁw】
【ユウキくん、君は もう少し考えた方が良いよw】
【途中で引っかかったら グェッてなるもんねw】
先導をしていたケイネ先生が魔武器のウィングパーツを展開して滑空して行き、僕は足の裏に障壁を展開して階段の様に降り、ユウキは岩肌に魔武器の大剣を突き立ててブレーキにして降り、ワカモは浮遊し ゆっくり降下していく
うん、ユウキよ 閉所から出られて嬉しいのは分かるけど、少しワイルド過ぎないかな?
まぁ上手く行ってるし、今回は良いか
「階層ボス戦はユウキに任せる、で 良いんだよな?」
「はい、問題有りません」
「やっと全力で動けるから、任せておけ ケイネ先生」
「本当、元気な童だなぁ」
【やっぱママ?枠のワカモ氏】
【ユウキくん の活躍に注目やな】
【ケイネ先生とカナリアちゃん だと秒殺しちゃうからねw】
此処まで先導してくれていたケイネ先生と言葉を交わし意思統一する、今日の主役はユウキなのでね?
そんな訳でユウキを先頭に階層ボス部屋へ進入すると、3m程の陸亀ことサモナー・ロックタートルと周囲を布陣しサモナー・ロックタートルを守護する黒色の狼 ブラックウルフが6匹、僕達を待ち受けていた
「それじゃぁ ユウキくん、僕がブラックウルフを受け持つから 君はサモナー・ロックタートルをお願いね?」
「任せてください!」
「んじゃ 俺は見物させて貰うわ」
【ユウキくん に花を持たせる先輩やな】
【障壁アンカー 強くて草】
【まーた練度が上がってるw】
【本当に器用やなぁ】
事前の打ち合わせ通り ユウキに花を持たせる為に、僕が取り巻きのブラックウルフを担当する旨をユウキに伝えると 意気揚々と大剣を抜刀して飛び出して行った彼女に合わせ、ブラックウルフを障壁アンカーで拘束して ユウキの邪魔が出来ない様にして、1匹ずつ岩塩スラグショットを撃ち込みトドメを刺す
そんな軽作業をしている内にユウキがサモナー・ロックタートルの頭蓋を大剣で兜割りしていて、この娘も 割と凄いなぁ と思う
まぁ相性の問題も有ったりするんだけどね? うん