前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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552. 此処を宿泊地とする 2

 

 

 

公平?なクジ引きの結果、僕は紗夜(さや)冬彩(かずさ)3人部屋(トリプル)に宿泊する事が決定し、ションモリしているヘンリと『今日はダメだったわ〜』と肩をすくめる母、鷹樹と1度解散して部屋へと向かう

 

因みに、普段 ほとんど感情を表に出さない冬彩が渾身のガッツポーズをしていたのは、見なかった事にしておこうと思う

 

そんな訳で、部屋の都合で階数が分かれてしまっているのでエレベーターに乗り散り散りに今日宿泊する部屋へと向かい、部屋へ入る

 

 

「あ、ベッドは横並びのタイプですね」

 

「そうね? ひとまず2段ベッド タイプではなくて良かったわ」

 

「同意です、お嬢様」

 

 

入室してベッドの配置を見て呟くと紗夜が続き、そして冬彩が 当たり前の様に紗夜の荷物を開封してテキパキとメイド業を始める、流石はプロ

 

 

「さて・・・カナリアちゃん、真ん中のベッドで良いかしら?」

 

「え? あぁ はい、構いませんよ? 」

 

「ありがとう、冬彩? 貴女は廊下側、私は窓側で良いかしら」

 

「はい、問題ございません お嬢様」

 

 

紗夜の提案を了承すると、冬彩が割り振られたベッドの前に荷物を動かして整頓していたので、僕も収納魔法からリュックを取り出してベッドの上に雑に置く、着替えの衣類ぐらいしか入ってないからね うん

 

 

「夕食の集合時間まで少しあるし、少し ゆっくりしましょうか」

 

「そうですね」

 

「はい、お嬢様」

 

 

紗夜の言葉に返事をして、なんとなくテレビをつけて適当にチャンネルを巡回させてみるが、面白そうな物はなかったので 夕方のニュース番組にしてリモコンをテーブルに置き、ベッドに腰掛ける

 

 

「冬で汗をかかなかったから良かったけれど、これが夏なら 今頃 浴室は争奪戦ね?」

 

「僕は後でも良いのですが」

 

(わたくし)も 後で良いです、お嬢様」

 

「そうね? 貴女達なら そうよね?」

 

 

徐に僕の隣りに座った紗夜に言われたが、別に僕は最後でも良い方なので答えると、冬彩も僕と同じ返答をして紗夜が苦笑する

 

 

「そういえば、このホテル 最上階に大浴場があるらしいわよ?」

 

「確か源泉掛け流しだとか、パンフレットに記載されていたと記憶しております」

 

「良いですね? 源泉掛け流し」

 

「夕食後に行きましょう?」

 

「はい」

 

 

僕を撫で始めた紗夜が言い冬彩が補足して、誘ってきたので即断即決する

 

紗夜とは前にも温泉に行ってるしね?

 

 

それから一応 着替えてからレストランのある2階ではなく、集合しやすい1階エントランスに向かうと、鷹樹が父の影響か真冬?に半袖インナーにフライトジャケットを着ていて、母は相変わらずオフのハリウッド女優みたいな服装をしていて、ヘンリはお腹が空いているのかシオシオしている

 

 

「流石に時間通りだな?」

 

「こう言うのは早過ぎても遅過ぎてもダメなのよ?」

 

「確かにな」

 

「ふふ、それじゃぁ行きましょうか。ヘンリ姫が萎れてしまって可哀想ですもの」

 

「そうだね」

 

 

シオシオなヘンリを横目に雑談をしていた鷹樹が僕達に気付いて言うと、紗夜が答えて鷹樹が笑い、母がレストランへ向かう事を告げ 移動を開始する

 

エレベーターに乗り2階へ上がりレストランへと入る為の列に並ぶ、まぁこれは仕方ない

 

それから程なくしてレストランへ入る事ができ、席に案内されメニューが見れるタブレット端末を見る

 

 

「へぇ〜 肉も魚もメニューが豊富で目移りしちゃうなぁ」

 

「なんでも好きな物を食べて大丈夫よ? 経費で処理するから」

 

「ついでに言えば、今日の燃料費も経費で処理してくれるって話だから、レシートはなくすなよ?」

 

「なんで今 それを言うのかな? 鷹ちゃん」

 

「すまんすまん」

 

 

僕の両サイドにヘンリと母が座り、僕がメニューを見て目移りしていると 鷹樹が今更 結構重要な事を言って来たので、メニューから目を離して彼を軽く睨むが、笑うだけで 全く反省した様子が見れない

 

困った長男だ、全く

 

 

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