前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
その後も単調な遭遇戦を繰り返してゴブリンやコボルトを撃破して、ヘンリが見つけた安地の一室へ到達し、27層攻略を一旦 中断し配信を終了させる
もう少し戦略にバリエーションがある方が僕が楽しめるのだけど、仕方ないので黙っておく
そんな訳で、いつもの様に保管庫へ行き 装備一式を下ろして預けると、最近 忙しくて不在気味だった
そういえば、もう数日で3月に入るのか と思い出し 彼女達の受験が終わっている事に気付く、
そう決め、僕は お腹も空いてきたので ヘンリと若宮ギルド フードコートで軽く甘味をつまみながら他愛ない話をして解散した
そんなこんな約1週間程が経過し、
まぁ焼き付けた所で、これからも ほぼ毎日顔を合わせる事になると思うけどね?
そんな退屈を乗り越え、部活に入っている訳でもない僕は部活に所属しているハジメやシホが自分の先輩達に花束を渡していたりするのを横目に、謎に囲まれている紗夜と冬彩を遠巻きに眺める
「やっぱモテるよね〜」
「ん、確かに」
2人の様子を眺めつつ呟くと、偽装形態のヘンリが僕の隣に立って 僕と同様に2人の様子を見て同意してくる
「お祝いを伝えようと思ってきましたが、あの人の群れには入れないですね? 少し残念ですが お祝いは事務所で伝える事にしましょう」
「そうだね? 今日は撮影も配信も予定無いし、それが良いかも」
「あの様子では、暫くは掛かるでしょうから 少し遠回りして事務所へ行きましょうか」
「りょーかい」
軽量コンパクトボディの僕では紗夜と冬彩を囲む人の群を突破する事は叶わないので、少し残念だが事務所で2人には伝える事にして 僕はヘンリと
普段なら片道10分程で到着するが、たっぷり1時間程 掛けて若宮ギルドへバイクを走らせてから到着し、事務所へ入ると
「ユウキ君も今日は早いね?」
「はい、初等部も卒業式だったんで」
「卒業式 ぼく 達も、あと1年で高校生卒業だね? カナリア」
「そうですね?」
僕の言葉にユウキは答え、ヘンリが何の魔法かは分からないが偽装を解除しながら制服が私服へ変わっていく謎魔法を使いながら言うので、同意しておく
そう、僕の高校生活も約1年で終了を迎える
面倒だけど、受験勉強も始めないといけないし 魔王の遺物 討伐戦に備えて準備をする必要もある・・・アレ? 思ったより忙しいかもしれない
困ったな、大型バイクの免許を取得しに行こうか考えてたんだけど、暇がない可能性が出てきたぞ?
アイドル業 関係の お仕事も有るし・・・暫くは延期かなぁ?
「ま、受験に失敗したら浪人するか配信者に専念すれば良いか、うん」
「カナリアさん、進学するんですか?」
「うん、配信者として活動が いつまで出来るかは分からないからね? 一応 大学進学して資格とかを取得しておこうかな?って」
「なるほど、良いと思います!」
「ぐっど」
両サイドから謎のグッジョブを貰い、やっぱりハードルが低いなぁ と思う
先の事を考えるのは得意では無いから、ひとまずは目の前の出来事をクリアしていこうかな?
これまで どうにかなったし、これからも どうにかなるだろう、多分 メイビー