前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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567. 歓送会

 

 

 

そんな訳で休憩スペースの隅っこで他愛ない話をしていると、紗夜(さや)冬彩(かずさ)が戻ってきたので、2人に歩み寄り祝辞?を伝えると紗夜に抱き上げられ、その後に冬彩にも抱っこされる

 

相変わらず遠慮がち だったけど、まぁ冬彩は紗夜と違って控え目の性格をしているしね? うん

 

その後 謎の対抗心を発揮したヘンリにも抱っこされた後に、現段階で既に僕より背の高いユウキに抱き上げられ『え? 軽っる え?』と言う戸惑いのコメントを頂戴した

 

確かに、僕は軽量コンパクトボディだけど 身長に対しての体重だと、適正値だと思うよ? ユウキ

 

その後、会場設備やケータリング搬入が終わって準備が終わったと三鶴(みつる)が、僕達を呼びにきたので全員で会場である第3撮影部屋に向かう

 

今日は開きっぱなしの扉を潜ると、三鶴や成人組スタッフ 1期生が飾り付けや設営をしてくれた様で、普段の殺風景な内装ではなく素晴らしいパーティー会場へと変貌していた

 

 

「これは凄いなぁ」

 

「本当ね?」

 

「設営班、ないす」

 

「すっげー」

 

 

キョロキョロと会場を見渡していると、なんでかニコニコの紗夜に撫でられる、なんでかな?

 

そんな少し挙動不審で会場内を進むと、いつものラフな格好ではなく ジャケットを着用していて、チカラを込めたら脱皮しそうな鷹樹(たかき)が声を掛けてくる

 

 

「もうすぐ開始時刻だ、主役代表の挨拶からだからな?」

 

「えぇ、分かっているわ鷹樹さん」

 

「なら良かった、俺が言うのも違うかもだが、楽しんでくれ」

 

「ふふ、ありがとう」

 

 

鷹樹は短く紗夜と会話をして ニッと笑って去ってゆき、紗夜は微笑みを浮かべている

 

 

「皆さん お待たせしました、ただいまより歓送会を始めたいと思います。各自 お飲み物を お持ちください」

 

「始まったわね」

 

「飲み物だけでも結果な種類がありますね?」

 

「流石に酒類はないけどね」

 

「大半が満18歳とはいえ、卒業祝いで酒類の提供は不味いですよ、ヘンリさん」

 

「ん、分かってる」

 

 

見覚えが無い司会者の言葉に、飲み物コーナーへ人が殺到し列になっているが、遠目から見ても種類が多いのが分かる、流石に色々とアウトな様で酒類は無い

 

そんなこんな飲み物を受領して全員に飲み物が行き渡ると

 

 

「それでは開始の挨拶 及び 乾杯を ステラ・アークCEO、篠原(しのはら ) 紗夜様より頂戴したく思います」

 

「それじゃ行ってくるわね?」

 

「はい、いってらっしゃい紗夜ちゃん」

 

 

司会者の言葉に紗夜は前にある昇降台に登って司会者からマイクを受け取り

 

 

「まず卒業おめでとう、私を含めた斑鳩(いかるが)生徒は今日が卒業式だったわね? 今日で 一旦の終わりと 新たなる始まりを迎える事になるわ、進学の関係でステラ・アークを去る者もいるけれど、自分の未来の為に進む事を信じて頂戴、そして アナタ達が戻ってきたいならば、ステラ・アークはアナタ達を受け入れる、約束するわ ・・・少し長くなってしまったけれど、挨拶はこれぐらいにして 今日は楽しんで頂戴? それでは乾杯」

 

 

「「「乾杯!」」」

 

 

紗夜の挨拶を聞き、やっぱり良い事を言うなぁ と思っていると、紗夜が乾杯の音頭を取ったので、グラスを掲げてから中身の烏龍茶を飲む

 

なんだか、普段飲んでる烏龍茶より高級な味がしている様な気がするなぁ 多分気のせいだけど

 

 

「紗夜様、ありがとうございました。 それでは暫く ご歓談をお楽しみください」

 

「カナリア、ケータリングが色々あるよ? 行こう?」

 

「カナリアさん、あの肉の塊の奴 すっごい 美味そうですよ?」

 

「両脇から持ち上げて運ぶのはなんで?」

 

 

なんでかは分からないが、ヘンリとユウキに両サイドから腕を入れられて持ち上げられてケータリングが並ぶコーナーへと運ばれる

 

うん、諦めよう 変に反抗するより受け入れる方が楽だしね? 何よりケータリングが物凄く美味しそうだし、うん

 

 

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