前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
それから状況説明も済んだので、
「さてさて、ワカモは兎も角 ヘンリさん とはどうやって合流した物か・・・」
【27層の仕様なのか、長距離通話が出来ないんよな】
【せやな、推定100mが有効距離っぽいな】
【かと言ってほったらかす 訳にも行かんしな〜】
段ボール箱に座り足をプラプラとさせながら、ヘンリと合流する方法を考えるが、27層の仕様なのかは定かではないけど 一定距離以上の通話が出来ない様で、ヘンリと連絡を取る事が出来ないので 少し困ってしまう
先程 調子に乗って飛翔し過ぎたから、大分 魔力消費をして 残量が約半分といった所なので、この後の事を考えると少し慎重にならないといけないかも知れないけど、ヘンリを放置する訳にもいかない
「ん〜 ダメだ、全く思い付かないし、ワカモを喚ぼう」
「吾、参上」
【はっやw】
【秒ですやんw】
【実は潜んでた?w】
僕単体ではヘンリ捜索への有効策が思い付かないので、ワカモを喚ぶ事に決め、名前を呼ぶと文字通り秒で出現した為 実は僕の影に潜んでいて出るタイミングを伺っていたのでは? と疑いたくなる
まぁ、そんな些細な事は捨ておき ワカモへヘンリ捜索の妙案を授けて貰う事にしよう
「CEOとは合流できたか、あとはヘンリとの合流だの」
「うん、それが1番の問題なんだ」
「そうだな、分かった CEOも休憩中だし 吾が一肌脱ぐとしよう」
「よろしく、ワカモ」
【お? 眷属召喚か】
【今回は機動性と索敵重視か?】
【黒狐ですな、1尾の】
【沢山の お狐様ですわね】
僕の言いたい事を 全て伝える前に理解してワカモは眷属である前掛け?をした黒狐を大量召喚してヘンリ捜索へと向かわせる
「これで良かろう、暫し待たれよ」
「これでワカモの秘密も残り90個ぐらいかな?」
「ははは、そうかも知れぬな?」
【謎多き女w】
【まだ隠し球があるんかw】
【確かにワカモ氏は分からない事が多々あるなw】
なにやら紙を広げて言うワカモに軽くふざけて言うと、彼女は笑い肯定する
それからワカモが広げた紙を見ていると、独りでに紙に地図が浮かび上がり始め、モンスターの所在も記されていく
なんだか、地味にすごい
「戻ったわ、あら? ワカモちゃん、合流できたのね」
「CEOよ、吾は使い魔だ。主の呼び掛けで再召喚は容易いのだぞ?」
「そういえば、そうだったわね?」
「やっぱり27層は それなりに広いね? まだ4分の1ぐらいしか埋まってないや」
【お、CEOおけーり】
【使い魔は再召喚自由やもんな】
【カナリアちゃん、マイペースやなぁw】
【足をプラプラさせてて、かわよい】
ワカモが放ってくれた大量の眷属黒狐を持ってしても、27層の広大な面積の為か、なかなかヘンリを発見出来ていない
まだ4分の1だから断定は出来ないけど、ヘンリがログアウト 又は リスポーンしている可能性も考慮しておく必要があるかも知れない、その場合は僕・紗夜・ワカモの3人で攻略再開をしないとね?
「む? 戦闘音を感知・・・暴れておるな」
「どうしたの?」
「ヘンリを発見したが、会敵したモンスター諸共 周りの建物も粉砕しておる」
「ありゃりゃ、余程 不満爆発してるのかな?」
「だろうな? ヘンリの場合、ソロの方が全力を出せるタイプである事も関係しておるがな」
「なるほど?」
【まぁヘンリ姫なら暴れるよなw】
【カナリアちゃん推し の筆頭やもんなw】
【カナリアちゃんはかわいい】
【かわいいはせいぎ】
【つまり、カナリアちゃんは正義】
眷属黒狐によりヘンリを発見した様子のワカモだが、軽く苦笑していたので尋ねると、周りの被害を気にせずに暴れているらしい
とりあえず合流する頃には、鬱憤も晴れている事を祈って ヘンリが居るであろう地点へと移動する事にした
一応、破片とかに当たらない様に注意はしておこう