前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ワカモにたしなめられてしまった後、ギルド内を彼女の背中に乗ったまま移動し事務所へ帰るが、流石に騎乗したまま中には入れなかったので廊下で荷卸しをして倉庫にキャンプ用品をしまってから、人型になっていたワカモに背中を押され事務所のシャワーを借り身を清める
ワカモって綺麗好きなんだな、多分
魔武器であるローレライは自動洗浄機能がついてるので格納してしまえば後は放置で良いので家から事務所まで着てきた服に袖を通し、デスク区間へ戻る
「やぁカナリアちゃん、お疲れ様」
「ありがとうございます、
今日は優雅にコーヒーを飲んでいる篁に労われたので、お礼を言い軽く周りを見渡すが、ワカモの姿が見えない
「ワカモちゃんなら
「・・・なるほど、隠世に」
僕が惰眠を貪っている間、寝ずの番をしてくれていた訳だし、身体を休めに帰ったのだろう、と判断し篁に相槌を打つ
「カナリアちゃん、元気そうだね?」
「え? 急にどうしました? 元気ですけど・・・」
篁の問いを疑問に思い訝しんで彼女を見ると
「少し疑問があってね? 8時間快眠しているとはいえ、ワカモちゃん程の高位召喚獣を約1日 召喚し続けてケロっとしてるから」
「どういう事ですか??」
「ありゃ? 気付いて無いの?そっか」
訝しんでいる僕に気付いた篁が説明をするが、さっぱり理解出来ずに尋ね返すと、軽く驚いた表情をしてから
「いいかい? 召喚獣と言うのは、召喚・・・現世に顕現させている間、魔力を消費するんだ、そして召喚獣が強ければ強い程 消費する魔力の量は増えるって訳、ゲーム的に表現すると ワカモちゃんは星5か6だね」
「確かにワカモと契約した時、凄く眠くなりましたけど・・・」
「ほら、本来ならカナリアちゃんはワカモちゃんを召喚出来ない筈ってワカモちゃん、言ってたでしょ? アレってカナリアちゃんのレベルが足らないからって事なんだけど、魔力保有量に関しては例外だったみたいだね? 現にワカモちゃんを現世に顕現させ続けられてた訳だし」
篁の説明を聞き、そういえば そんな事を言っていたな? と思い出してなんとなく理解する
どうやら僕は多量の魔力を保有している様だ・・・アレ?もしかして成人男性並に食べてても成長しなかったり、肉が付かなかった理由って魔力に変換されてるから?
それだと理由としては納得出来る、動いてはいるけど高が知れているからね、うん
「その様子を見る限り、本当に気付いてなかったみたいだね? 」
「え? えぇ、まぁ・・・」
「カナリアちゃんさ? 魔力保有量も多いし 聖女クラスなんだし、何個か補助系統を習得しといた方が良いんじゃない? この先もソロ専門で確定してない訳だし」
「そうですね、幸い攻撃魔法以外の習得にはバフが掛かる様なので考えてみます」
「私に言ってくれたら資料とか取り寄せるから、気軽に言ってね」
「はい、ありがとうございます」
仕事は真面目な篁の言葉に頷き、肯定する
本当、仕事中は頼りになるなぁ この人
「それで話は変わるんだけどさ? 」
「なんでしょう?」
「ワカモちゃんの尻尾、最強?」
「はい、至高でした」
真剣な表情になり尋ねてきた篁に、僕も真剣な表情で返す
ワカモの尻尾は最強無敵の至高の逸品だったと断言できる
「くぅぅ、私も是非味わってみたいなぁ」
「今度、ワカモに相談してみますか?」
「え? 良いの?」
「えぇ、篁さんにはお世話になりっぱなしですし」
「やったー ありがとうカナリアちゃん」
「おふっっ」
余程嬉しかったのか篁は椅子から立ち上がり、僕を抱きしめ紗夜より控え目な胸に僕を埋める
これはなかなか、紗夜もだけど篁もなかなかのモノをお持ちだ、僕には全く無いけど(笑)
ひとまず良からぬ事をされない限りは、篁が満足するまで されるがままにしておこう