前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
ユウキが困惑していると、僕に気付いた女性配信者達が集まってきて 取り囲み 撫で回され 抱き締められ 高い高いされる
因みに
まぁ対抗戦イベントだからギスギスするかな? と思ったけど、そんな事はなくて穏やかな空気で良かった
やはり切磋琢磨する良きライバル・配信者仲間として仲良くするのが1番なのだろう、足の引っ張り合いとか無駄だと思うし 裏で悪行を繰り返していれば いつかは その報いを受ける
それこそ文字通りの天罰・神罰が下る訳だしね?
それから暫く女性配信者にマスコット扱いされ『お持ち帰りしたい』『ウチの子にならない?』『カナリアちゃん軽い、ご飯食べてる?』『良い匂いする』『
そんな感じでワッチャワチャしている内に時間が来た様で、係員が呼びに来たので 僕は解放され、十数分ぶりの自由を噛み締めつつ 何か揶揄おうとしてきそうな鷹樹の脇腹に突手を入れ八つ当たりしておく
「的確にくすぐったいんだが?」
「でゅくし でゅくし」
「鷹樹さん、甘んじて受けましょう? カナリアさんを助けなかった罰っすよ」
「え? 俺が悪いのか?」
「でゅくし でゅくし」
「悪いみたいですね」
僕のパワーでは鷹樹の腹斜筋へダメージを与える事は叶わないので、的確にくすぐったくなる様に突手を繰り出しながら会場へと向かう
あんまりやると僕の手の方が痛くなるので、気が済んだら止め 係員の指示に従い会場に整列する、会場と言っても開会式を行う部屋らしいけどね?
「本日はお日柄も良く、第1回 箱 対抗戦へ参加していただきありがとうございます、あまり長話をすると本 配信を視聴している方々も飽きてしまうでしょうから本題へ移ります。今回 皆様へして頂くのは 同一階層での討伐数 及び フィールド内の各所に隠されたアイテムを探し出し 確保して貰います」
「ねぇ 鷹ちゃん? 同一階層って、今日 結構な数のパーティが参加してるじゃない? すぐ遭遇するんじゃ?」
「その為の隠しアイテムだろ? あとはPvP前提だろ」
「なるほど? まぁダンジョン内なら死なないし、リスキルも無いもんね?」
「そう言う事、普段はPKは禁止だけど イベントなら例外ってな」
司会者の説明を聞き、僕は鷹樹へ疑問を投げかけると そんな答えが返ってくる
ダンジョン探索者は、ダンジョン1層へ入った段階でアバターへコンバートされる、だからリスポーンやログアウトが可能なのでPvP いわゆる探索者 vs. 探索者 と言うのが出来る訳だ
まぁ普通に今日の様なイベントや 訓練・鍛錬という例外を除き、ダンジョン内で探索者が探索者へ危害を加えたり 略奪をしたりするのは禁止されているし、犯罪なんだけどね? 実物は見た事ないけど、たまに逮捕者が出るらしい
「対抗戦の内容は以上です、次にルールですが 今回は例外として配信者 vs. 配信者の戦闘が許可されています、しかし残虐行為や非人道的行為が見つけられた場合は、速攻退場処分とし 相応の重罰を科す事になりますので、ご留意ください。Q&Aに関しては随時受け付けていますので、お気軽に運営スタッフへお尋ねください」
「・・・これ、アレはグレーゾーンか?」
「アレ? ・・・あぁ
「一応、確認しておくか。お前の十八番だし」
「そうだね? 最近、あんまり使えて無い気もするし、デカい花火を披露するのも良いかな?」
やはりPvP前提の様で司会者がルール説明をしてくれ、レギュレーションに違反しない様に色々と確認する必要がありそうだ
C4が使えたら、色々と戦術のレパートリーが増えるしね?