前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
そんなこんな最早考え方が魔法戦絶世期の時代を逆行した、物理戦闘を中心とした近接航空支援なかったの案を あーでもない こーでもない とワカモと話していると
「ん? カナリアか、どした? 体調悪い系?」
「いや? 普通に元気だけど? 」
「本当か? お前、不調とか隠すタイプだろ」
「過保護だなぁ・・・それより、事務所で会うなんて珍しいね? キュクノス」
「露骨に話を逸らすなよカナリア・・・」
休憩スペースへやってきたらしいキュクノスが、ワカモに膝枕をされている僕を見つけて声を掛けてきて、体調不良の疑いをかけてきたので否定したのだが、何故だか訝しまれてしまう なんで?
実際、体調万全なので露骨に話を逸らすと、キュクノスにしては珍しく苦笑し
「まぁ良いか・・・
「そっか、お疲れ様」
「おー」
「んで? なんかディベートしてた様だけど?」
「あぁ、キュクノスも知ってると思うけど、僕ってクラス補正の関係で攻撃魔法が使えないじゃない? だから、ガンシップによる近接航空支援が有ったら良いな〜って、ワカモと話してたんだ」
「近接航空支援? なんだ、それ? つーかガンシップってなんだ?」
「あー・・・・そっか、キュクノスって映画もアニメも見ない人だもんね? そっか そっか 概念からかぁ」
ワカモと話していて失念していたが、転生者でも 僕の様にアニメや映画を見る人間でないキュクノスが、近接航空支援やガンシップと言う概念・存在を知っている訳が無い
この世界ではガンシップは絶滅してしまっている訳だし、飛行魔法は燃費が悪いので使用できる人が極少数で、単独飛行ができるヴァンツァーの基本は航空艦護衛かドッグファイト、上空からの援護射撃をする概念はない
なので、まずキュクノスには近接航空支援の概念とガンシップの説明からする必要があるので、彼へ 軽く説明すると
「面白い発想だな? なるほど、限定的な使用になるけど 使用出来れば強力な支援攻撃が可能、と」
「明確な弱点があるけどね? 対空戦力に無力だし」
「支援に特化しているからだろ? でも、面白いな」
なんだかキュクノスが思ったより興味を示してくれて、なんだか嬉しい
専門の畑は違うが、キュクノスもクリエーターなだけあって、こう言う概念は好きらしい、良かった
「導入出来たら突発性ダンジョン戦に有用だしな、道楽にならないが・・・問題はノウハウが途絶えてしまっている事か」
「そうだね? 映画とかで断片的な情報は得られるけど、設計図とかのノウハウは無いんだよね・・・あと建造費も維持費も掛かる」
「金については問題ない アテがあるから、ん〜 工廠関係の知り合いか 誰か居たっけかな・・・」
「キュクノス? アレ? なんか話進めようとしてる?」
その概念面白いよなー? ぐらいの気持ちで話していた つもりが、キュクノスはガチ目に導入をしようとしている事に気付いて尋ねるが、返事が返って来ない、あれ? これはマズイ流れかも知れない
普段 ちゃらんぽらん なキュクノスだが、彼もれっきとした貴族、それもベルカで上から数えた方が早い名家の子息だ
キュクノスが本気なら、F-22 ラプター を1機 購入する事すら余裕で出来そうなぐらいにはシュナウファー家には財産があるし、バックについてる祖父母も僕に甘いのも問題がある
運用コストがバカにならないしね?
これは本当にやってしまった可能性が出てきたなぁ・・でも大丈夫、航空機や航空輸送機は衰退して販売されていない筈だし、生産ラインも稼働していない筈だ
だから、きっと大丈夫な筈、多分 メイビー