前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
特にトラブルも無くユウキをイオン様とヴェスタ神の勇者として任命して貰えた、とりあえずは これでどうにかなるかも知れない
本来なら小学生のユウキを魔王討伐戦(仮)へ参戦させるべきでは無いのだけど、正直 そんな事を言っている場合でもないので許して欲しい
そんな訳で春休み中は何かと出掛ける用事が多かったなぁ と思いつつ、長期休暇の後の毎回の事ながら、相変わらずピッタリの制服に袖を通して髪を整えて結い、収納魔法に通学鞄を入れて自室を後にする
それから自宅の駐車場へ出て空を見上げ
「雲は多めだけど、ひとまずは雨は無さそうかな?」
そんな独り言を呟きつつ、いつもの様にz125proを収納魔法から取り出してヘルメットを被りグローブをしっかりとはめて自宅を出発する
節目節目のタイミングでは 大体 見送られていた気がするけど、今日は誰も駐車場にいなかったな とか下らない事を考えつつ、混雑するポイントを避けて少し遠回りして
なんでかは分からないけど、僕を見る視線が春休み前より増えている気がする、何故だろうか?
そんな事を考えつつ廊下を進み、今年 僕が配置された2組の教室へと近づくにつれ、歓喜している人と肩を落としている人の割合が見てハッキリ分かるぐらいに分かれていた
この辺りは もう3年生の教室のエリアだから、僕と同じ新3年生のみんな しかいない訳だ、なんか去年も見た光景の様な?
割と本気で嘆いている同級生を横目に進み、2組へ入りスマホへ送付されている席割り表を見て自分の席へと座る
あぁ、お祭り騒ぎだなぁ これぐらいが丁度良いね
「おはようカナリアちゃん」
「おはよう、カナリアちゃん!」
「おはっぬぐぐ」
3年連続クラスメイトを勝ち取ったハジメと、昨年度は隣のクラスになって悲しんでいたシホが登校してきて挨拶をして来たので返そうとしたら、シホの感情が爆発した様で、抱き締めてきて僕の数倍以上ある双丘に埋めてくる、うむ 柔らかいですの
10分ぐらいなら無呼吸で行動できるが、ハジメは その事を知らないので軽く焦りながらシホの腕をタップして緩めさせ
「カナリアちゃん大丈夫? 息してる?」
「大丈夫だよハジメちゃん、ありがとう」
「ごめんなさいカナリアちゃん、嬉しさのあまり」
「シホちゃん、大丈夫だよ。僕は割と頑丈だし無呼吸でも数分動けるから」
「ありがとうカナリアちゃん」
2人に大丈夫と伝えると、シホは また感情が溢れ出した様で 再び僕を抱きしめてくる、今度は気道確保しているから大丈夫だけどね?
「ねぇカナリアちゃん、髪切った?」
「え? あぁ この前 前髪とか毛先を整えて貰ったんだよね、
「三鶴ちゃん? 聞き覚えが・・・」
「ハジメ、カナリアちゃんのお兄さんよ。確か・・・3番目の」
「お〜 シホちゃん正解」
僕が散髪?した事に気付いたハジメが質問してきたので答えると、シホが流石の記憶力を持って正解してくる、凄い
「三鶴さん、器用だね? 凄い綺麗に整えられてる、もしかして美容師志望とか?」
「いや? 確か今は博士号を取る途中だった筈だし、ただのシスコンパワーじゃないかな? 三鶴ちゃん、そう言う所あるし」
「そ、そうなんだ」
「私もカナリアちゃんが妹ならシスコンになる自信しかないわね」
「それについては、同意しかない」
「そんなバカな・・・」
ハジメが三鶴の器用さに感心し、美容師志望か尋ねて来たが普通にシスコンパワーの成せる技だと説明すると、シホが変な事を言い出しハジメも同意する
兄3名で手一杯な感があるし、これ以上増えても困る、多分