前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信 作:銭湯妖精 島風
その後もスライムを撃破したり、ナメクジを撃破したり、スケルトンを撃破したり、あからさまに怪しいミミックを撃破したりして進み 野生の勘が鋭いユウキの活躍により、僕が攻略した時より早く階層ボス部屋前まで到達する
「薄々感じていたけれど ユウキくん、君ってダンジョン攻略が天職だね?」
「そりゃ オレは勇者ですから」
「そうだけど、そうじゃなくてね?」
【珍しくカナリアちゃんが困っておるw】
【キョトンとしておるな、ユウキくんw】
【まぁ分からぬのも無理は無いな、うんw】
【紛う事なき小学生やもんなw】
僕の言葉にイマイチ ピンと来なかったのかユウキはドヤ顔で言い、その後 キョトンとして首を傾げる、まだ難しかったかな?
そんな訳で、一旦 少し戻り階層ボス部屋前の安地で休憩と体勢を整える
今回の階層ボスは盾持ちの取巻きがいるから、足止めが出来ないと困るしね?
そういう訳でケラウノスを取り出し、フロッティを背負って準備を整える、ケラウノスを使用すれば限定的だけど僕も攻撃魔法を使用出来るし、幅が広がるからね、うん
「よし、行こうか」
「はい」
【お? 魔導弓を使うのか、珍しい】
【結構レア展開な予感】
【幻の秘密兵器やもんな】
【配信では2〜3回ぐらいか? 使用回数】
【多分? 】
そんなコメント欄を横目に僕と同様に準備の整ったユウキと共に改めて階層ボス部屋へやってきて、入室する僕が攻略した時と同じ様に紫色の5mぐらいのスライム1匹と、赤色と青色の1mぐらいのスライムが10匹、盾持ちのスケルトンが4体いて、スケルトンは紫スライムを守る様な配置で立っている
「まずはスケルトンが邪魔だね?」
「そうですね? お願いして良いですか?」
「うん、任せて?」
【カナリアちゃんの活躍の場か】
【今回は何を見せてくれるんかなぁ?】
【ワクワク】
盾持ちスケルトンの対象が出来れば、あとはユウキの見せ場を作れると判断し、彼女からの要請を了承しケラウノスを構えて
「ストラグルバインド」
「拘束魔法?」
【なるほど
【バインド使ってるの初めてみたわ】
【結構 難しい系?】
【座標計算が必要やで、攻撃魔法は外しても次当てれば良いけどバインドは外したらダメやねんな】
【おけ把握】
足元へ着弾し 盾持ちスケルトン全個体を囲う様に円環と魔法陣が形成され、光る縄状の拘束体が盾持ちスケルトンを拘束し、動きを封じる
正直、僕もソロならバインドを使用する選択は無かったが、此処は格好つけておきたかったので、使用させてもらった
コメント欄でも触れられている様に、拘束魔法の扱いは難しい
当てればエネミーを撃破出来る攻撃魔法とは違い、拘束魔法は当てても一時的に動きを阻害・封じる事が出来るだけで、直接的攻撃力を有してはいないので、あくまでも補助的に使用する魔法であり、対象の耐性を見極めて魔力量を調整する必要もあるし、座標演算も必要だ
だからこそ、拘束魔法特化のデバイスが存在するのだけど
「さ、ユウキくん、僕が盾持ちスケルトンを抑えてる間にボス スライムと取巻きスライムをお願い」
「分かりました!」
【なんかカナリアちゃんのヘイローが輝いておるw】
【ゲーミングヘイローやねw】
【目立つなぁw】
なんだか 僕の頭上に輝くヘイローが小さくガシャガシャと音を鳴らしている気がするが、まぁ気にせずにユウキへ言うと 元気よく返事をして
うんうん、元気な事は良い事だ、子供は元気が1番だ
まぁ僕より既に身長も高いけれどね?
さてと、盾持ちスケルトンの処理を始めようかな、居ても邪魔だしね? 僕としても仕事をしないとね、うん