前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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6. 帰宅と考察

 

 

三鶴(みつる)の運転する車に揺られ自宅に戻り、リビングのソファーに座り脱力する、流石に疲れてしまった

 

 

「ふへぇぇ・・・」

 

 

「お疲れ様カナリア」

 

 

「ありがとう三鶴ちゃん」

 

 

全力でソファーに身を預けている僕の頭を撫でて労ってくれる三鶴に御礼を言い、ドロップ品の中に謎の岩が有ったのを思い出し、どうせなら知恵を借りる事に決め

 

 

「よっと・・・三鶴ちゃん、この石なんだけど、何か分かる?」

 

 

「石? どこで拾ったの?」

 

 

「ゴブリン倒したらドロップした」

 

 

「あぁ、ドロップ品か・・・ふむ」

 

 

僕が鞄から棍棒と鉄剣を鞄から出して避け、拳大の黒鉄色の石を彼に見せると質問してきたので答えると、棍棒と鉄剣をチラリと見て少し思案顔になる

 

 

「多分これは魔法鉱石の一種だと思う、それもかなり純度の高い」

 

 

「魔法鉱石? それってミスリルとかオリハルコンとかのヤツ?」

 

 

「そう、それ。ただまぁ・・・これ1つじゃ小型のナイフを1本作れるかどうか?って所かな」

 

 

「ふぅん、なら売ったほうが良いかな?」

 

 

「それもそれでアリだと思うよ、君の物だしね」

 

 

「そっか、ありがと」

 

 

三鶴の説明に相槌を打ちつつ岩を眺める、仮に魔法鉱石ならソコソコの値段がつくはずだ、期待値で言うと僕のお小遣いの1.5倍は硬い筈

 

 

「ねぇカナリア、その岩さ? 少し僕が預かっても良いかな?」

 

 

「え? 別に良いけど・・・なんで?」

 

 

「大学で色々と魔法鉱石は見てきたけど、これは見た事が無いからね。興味があるんだ」

 

 

「そっか、なら良いよ? はい」

 

 

「ありがとうカナリア」

 

僕は三鶴に石を渡し、ステータスを見ようと思っていた事を思い出したので、ステータスを表示し、上から順番に慎重に読んでいく

 

 

「氏名、ヨシ。レベルは・・・1、まぁ妥当かな? えぇーっと?」

 

 

氏名やレベル等の項目を順に見てゆき、クラスの項目に辿り着く

 

 

「エクストラクラス 聖女 何回見ても変化無しかぁ」

 

 

「エクストラクラスを獲得したのかい?カナリア、おめでとう」

 

 

「僕としては聖女ってガラじゃ無いんだけど・・・」

 

 

「君はいるだけで可愛く美しいから聖女にピッタリだよ」

 

 

「またそう言う事を言う、だからシスコンって言われるんだよ三鶴ちゃん」

 

 

「僕はシスコンで有る事に誇りを持っているから問題無いよ」

 

 

僕の呟きを聞いた三鶴の言動にツッコミを入れるが、効果なくニコニコとしている、ダメだコイツ早くなんとかしないと

 

 

ここだけの話、三鶴はモテる。僕の買い物に付き添いしてくれた時に、ほぼ毎回 逆ナンされるぐらいにはモテる、まぁ即お断りしてたけど

 

 

「ねぇ三鶴ちゃん、エクストラクラスって何? エクストラって事は珍しいとは思うけど」

 

 

「エクストラクラスって言うのは、超希少で獲得条件が謎に包まれたクラスの事、通常のクラスは適性によっては複数保持出来たりするけど、エクストラクラスは無理らしい。まぁそもそもエクストラクラス保持者が少なすぎて何にも分からないんだけどね?」

 

 

「なるほど、謎のレアなクラス、と」

 

 

僕の様な無知者でも知っているクラス、剣士や弓士や魔法使い等は獲得条件が分かっていて、クラスを複数保持する事も出来るらしい

 

流石に相反するクラスは無理らしいが、剣士+魔法使いとかは出来るとか

 

 

「ん? エクストラクラス保持者は、通常クラスを獲得出来ないのかな?」

 

 

「どうだろう? さっきも言ったけど、エクストラクラス保持者が少なすぎて分からないんだ、母さんか鷹樹兄さんに聞くしかないかな?」

 

 

「そっか、ありがと三鶴ちゃん」

 

 

「構わないよ、寧ろどんどん聞いてきて良いよ?」

 

 

僕の質問に答えつつ、全くブレない三鶴に正直少し引きつつステータス画面の続きを読んで行く

 

 

この先、再びダンジョン攻略をするか分からないが、自分の事を理解して置く事は大切だ、聖女が就職に役立つかは分からないけど

 

 

 

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