前世 男の聖女コスプレTS少女が行くダンジョン配信   作:銭湯妖精 島風

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60. vs母娘 2

 

 

 

惜しげも無く母へ散弾を浴びせるが、その悉くが母の水玉に阻まれ彼女に届かない

 

ついでに言うと、母は一歩も動いて居ななかったりする、身を隠す遮蔽物欲しい

 

 

「気合いは感じるけれど、前と手札のバリエーションが同じね? 」

 

 

「攻撃魔法習得にデバフかかってるからね」

 

 

「それもそうね」

 

 

依然として、余裕そうなニコニコ顔を崩さずに冷静に僕を評価し母は言う

 

 

よし、攻撃手段の方の欺瞞情報の刷り込みは良い具合だな、と思いひとまずは僕の作戦は順調に進んでいる事を感じる

 

 

次の段階へ進める為に、散弾とスラグ弾を交互に装填し射撃を始める

 

 

「少ない手札で工夫してきたわね、うんうん 良いんじゃない?」

 

 

「まだ余裕な表情してるくせに」

 

 

「当たり前じゃない、何年 貴女のママをしていると思っているの?」

 

 

「答えになってないよ!!」

 

 

 

母の本気で言っているのか、ふざけているのか分からない言葉に少しツッコミを加えつつ、閃光手榴弾を母へ投げ炸裂の瞬間だけ自分の腕で視界を遮り、聖水を一気飲みしながら母へ駆け寄り、フロッティを突き立てる

 

 

「悪くない判断だけれど、まだまだ甘いわね」

 

 

「なんで、見えてない筈なのに・・・」

 

 

「視覚のみで戦ってきた訳じゃないって事よ」

 

 

フロッティの切先が母に突き立ったと確信していたが、母は目を閉じているにも関わらず儀仗でフロッティの側面を軽く叩き、その軌道を逸らして余裕そうに言う

 

 

「貴女は反響定位のスキルを有しているでしょう? 実は私も持ってるのよ、視覚に頼らない感知スキルを」

 

 

「くっ・・・その可能性を考慮してなかったなぁ」

 

 

「ふふ、また1つ賢くなったわね、カナリア」

 

 

魔法使いである筈の母は僕程度なら近接戦となっても余裕な様で、ニコニコしたまま言い、水玉でフロッティの切先を阻み拘束して僕の頭へ儀仗を振り下ろしてきた

 

 

「此処だ!!」

 

 

「あら? やられたわ・・・油断ね・・・」

 

 

シールドで儀仗の一撃を逸らして回避し、拘束されていたフロッティの銃剣を本体からパージし素早く母の鳩尾へと銃口を構え直し散弾を浴びせると、そんな事を言いながら母は倒れる

 

 

「ふふ、成長したわね カナリア、ママは嬉しいわ」

 

 

「いや、何事もなかった様に立ち上がるじゃん」

 

 

「当たり前でしょう? 鉛玉程度で私が死に至る訳ないじゃない、レベルが違うのよレベルが」

 

 

巻き戻しみたいにヌメっと起き上がりニコニコして母は言う、本当に人間か? マイマザー

 

 

「先程のは良い手だったわ、フロッティは魔武器だものね、任意の操作が意思1つで出来る利点を利用する、良い発想だわ」

 

 

「う、うん・・・ありがとう?」

 

 

「でも、止めは散弾では無くスラグ弾にするべきだったわね? そうすれば私の障壁を貫いてダメージが入ったかも知れないわ」

 

 

「え? 障壁って・・・」

 

 

「中・後衛である私が自身の身を守るすべを持ってない訳がないでしょう? 私は戦闘中は常に障壁を展開しているのよ?」

 

 

「えぇぇ・・・」

 

 

つまり・・・つまりだ、母は僕と戦闘している間、無詠唱で常に障壁術を使用しながら、同時に水魔法で防御や攻撃を行っていたって事か?

 

こりゃ敵わない訳だ、うん

 

 

 

「えっと・・・稽古中、動かなかったのは?」

 

 

「舐めプしてるだけよ?」

 

 

「・・・泣いていいかな?」

 

 

「あらあら、ママの胸に来る?」

 

 

「行かないよ、お母さんが元凶だからね!」

 

 

衝撃の事実を知ってしまい、著しく自信を打ち砕かれてしまう

 

 

いやぁ、ここまで実力差があるとはなぁ

 

 

「カナリア、今日はここまでにしましょうか」

 

 

「え? うん、分かった」

 

 

母の言葉に頷き、カメラドローンへ合図をして近づいてもらい

 

 

「今日の配信は、ここまでにしたいと思います。よろしければチャンネル登録、高評価をよろしくお願いします」

 

 

「若宮ギルドは探索者登録、大歓迎だから遠慮せずに来てね?」

 

 

締めの口上を述べ、軽く手を振り配信を締める

 

最後にサラッと宣伝入れてくるとは、なかなかやりおるなマイマザー

 

 

 

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